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【ORTIGA】バイク文化の発信拠点を担うライダーズカフェ

公開日: 2024/04/26

更新日: 2024/05/08

浅草は東京の古き良き文化を伝承する、繁華街・観光地として人気のエリアである。そんな浅草の象徴である雷門から徒歩5分の場所にバイク文化の発信拠点である「ORTIGA」は存在する。

都内中心部でのプロモーション手段として浸透しているPOP-UP

都内中心部でのプロモーション手段として浸透しているPOP-UP
都内中心部でのプロモーション手段として浸透しているPOP-UP

江戸時代に形成された、東京の外郭エリアである浅草。下町と呼ばれるこの地域とモーターサイクルは一見、共通点を見出せない。しかし、郊外ではなく都内中心部に店舗が存在することにプロモーション効果がある。

ORTIGAは2022年8月にオープンしたカリフォルニアを感じさせるライダーズカフェ。店舗の前に駐車スペースがあり、多くのライダーが集う人気スポットである。コーヒーはバリスタが厳選した自家焙煎。美味しいコーヒーと食事を楽しめる空間として、一般の人にも親しまれている。

マスターの田中さん
マスターの田中さん

注目すべきは併設されているガレージ。レンタルスペースとしてメディアや企業に貸出されている。洗練されたORTIGAのコンセプトは従来のライダーズカフェに止まらない。マスター田中さんにお話を伺った。

「あくまで僕の主観ですが、現在は空前のリバイバルブームであると感じています。メーカーが自社の名車を甦らせることは素晴らしいですが、貯金を切り崩しているような感覚です。個人的にはエンジン形式をリバイバルして欲しい。例えばOHVエンジンだったり、サイドバルブだったり…。不合理の中にロマンがあると思っているので。コストや規制の壁があるのは百も承知ですけどね。コストではなくロマン優先のバイクを令和で見たいです!」

田中さんの嗜好も反映されて、店内にはビンテージを展示することが多いという。更にビルダーが製作したカスタム車も展示する。

「ライダーズカフェとして二輪に関するPOP-UPも企業様と伴走しながら取り組ませていただいております。オルティガと企業様が相互にメリットを見出す事はもちろん、お越し頂いたお客様にも楽しんで頂ける、WinWinの三角関係をより多く構築できるよう頑張っていきます!」

Ortiga

東京の下町・浅草に位置する、ORTIGA。「カルフォルニアにある砂漠のリゾート」をコンセプトとして誕生したガレージ ⁄ カフェです。バリスタの淹れる自家焙煎コーヒーをお楽しみください。雷門から徒歩5分、バイクでのご来店も可能です。

Ortiga

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