公開日: 2025/05/27
更新日: 2025/06/06
ヤマハは同社のYouTube公式チャンネルで、今年2月19日に『電動技術への新たな挑戦(1)』、4月16日に『電動技術への新たな挑戦(2)』を公開。電動技術へのさまざまなチャレンジを動画で紹介している。
1本目の動画は『SPHEVシステム(シリーズ・パラレル・ハイブリッド・エレクトリック・ビークル)』に関するもの。このSPHEVはエンジンと2基のモーターで構成されるシステム。エンジンとモーターの役割は、エンジンは発電(モーターの駆動)と走行(車輪駆動)を担い、モーターは車輪駆動用が1つ、エンジンと直結された発電用が1つとなっている。
このSPHEVはミドルクラスのスクーターへの搭載が想定されており、モーターのみの走行、エンジンによる走行、エンジンにモーターの駆動力が加わるブースト走行の3モードで走ることができる。ブースト走行においては、エンジンと後輪軸の駆動用モーターによる『デュアルブースト』、そこからさらに加速する時にはデュアルブーストに発電用モーターも駆動力に加わる『トリプルブースト』の2モードによる走行が可能となっている。
2本目の動画は、ビッグバイクへの搭載を想定した『PHEVシステム(プラグイン・ハイブリッド・エレクトリック・ビークル)』に関するもの。
コンパクトなレイアウトにこだわったPHEVシステムは、エンジンにモーターとバッテリーを追加しても従来の製品と同等のサイズ感を保ち、また、操作感などの特性も維持されている。エンジン搭載車の良さをいかしながら電動車両の価値を上乗せしたものとなっている。
動画には走行シーンも用意されている。モーターでスタートし、途中でエンジンに切り替わり、そこからさらに加速していくとハイブリッド走行になるという様子が収められている。モーター、エンジン、ハイブリッド、それぞれの走行サウンドの変化が如実に表れており、電動だけでもエンジンだけでも味わえない独特な音を聞くことができる。
この2つの電動技術への新たな挑戦は、未来をちょっとのぞき見したようなワクワク感のある動画だ。
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