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bimota「ビモータKB4RC」試乗インプレ!

公開日: 2025/06/30

更新日: 2025/06/30

走る至宝と呼ばれる「ビモータKB4RC」を、“しゃべり屋ライターバイク乗り”の柴田直美さんとBDSバイクセンサーイメージガールの竹川由華さんが試乗インプレしました!

かなりスポーティーな乗車姿勢、カーブが多くある山道も楽しい!

かなりスポーティーな乗車姿勢、カーブが多くある山道も楽しい!
かなりスポーティーな乗車姿勢、カーブが多くある山道も楽しい!

竹川―――皆さん、こんにちは。竹川由華です。今回はカワサキさんの試乗会に来ていて、今、私はモーターサイクルショーで見たビモータに試乗させていただいています。かなりスポーティーな乗車姿勢だなと私は思っています。前傾角度がきついですが、前傾姿勢が格好いいバイクだなと思いました。サイドミラーの位置なんですけれども、普段乗っているバイクとはちょっと位置が違うなという感じがするんですが、すごく見やすいです。

デザインがゴツゴツとしていて、本当に見た目が格好いいバイクなんですけれども、サイドカバーの出っ張った角度のところが足に当たっている気がしています。なので、しっかりニーグリップで挟んであげたいなって思うんですけれども、しっかり挟むとサイドカバーの角っこが骨に当たっている感じがするので、長時間ずっとすごい力でニーグリップしていたら痕がついちゃうのかなという、この1点が心配です。

ハンドル位置も前傾姿勢になるようにちょうどいい位置にあるので、遠過ぎるわけではないです。肘にゆとりがあります。御殿場で試乗会をしているので、山道が結構多いんですけれども、緩やかなカーブはすごく曲がりやすいです。やっぱり、スポーツバイクなので、道が曲がっていると気持ちいいですね。緩やかなカーブも問題なく走らせていただいてます。

足つきのお話しますね。このビモータ、車体が191kg、シート高が810mmで、±8mm調整できるみたいなんですけれども、今乗っているのは810mmです。見た目はすごく高く感じなかったんですけれども、今、実際またがって見ると、デザインでタンクがしっかり出ていますよね。なので、ちょっと足つきが遠い感じがしました。両足着いた時に、しっかり親指はついているんですけれども、母指球までちょっと届くかなという感じです。起こす時の重量はとても重さを感じるわけではなく、小柄で力がない私でも、軽々と起こすことができました。

こういう山道でカーブがたくさんある道を走っていても、当然スポーツタイプのバイクだからめちゃくちゃ楽しいなって思いながら今走行しています。確かにカワサキさんのバイクは、皆さんに味があるから面白いみたいな感じで聞くんですけれども、そう、癖と味が楽しいバイクだなと思います。

走行しているときに視線を感じる!?

走行しているときに視線を感じる!?
走行しているときに視線を感じる!?

柴田―――今、ビモータを試乗しています。こちらはモードがありまして、「ロード」・「スポーツ」・「レイン」モードがあります。今、ロードモードで走り始めました。ハンドルが気になるのとまたがった時に、前のカーボン製のサイドカバーの出っ張っている部分がちょうど膝の内側に当たるような感じですね。足つきは私は両足だとツンツンなんですけれども、ただ車体がものすごく軽いので、不安はないです。

車体をどういうふうにホールドさせるかのというのがちょっと考えどころです。このビモーターに自分が乗れる日が来るとは思いもしなかったので、まずこのバイクに乗れることがありがたいですね。このバイクは走る芸術品のようです。でもこのデザインはもう本当に唯一無二のデザインですよね。他にはない。そしてこのビモータさんはもう職人さんが1人ひとり、イタリアの工場で1台いち台、組み上げた車両ということで、本当に魂と、材料も惜しみなく注ぎ込まれた車両です。シートは本当に高級ソファのような本革。そして、カウルはもうカーボン素材をたっぷり惜しみなく使われております。なので車体自体はすごく軽いです。

ハンドルに関しては、ワインディングを走っている段階であまり気にならないんですけれども、低速で交差点を曲がるとか、そういう時はハンドルの動きは気になりますね。こんなに素敵なバイクをどういう風に乗ったらカッコ良く見えるかなと、やっぱり自分の乗り方も研究したくなりますね。エンジンはカワサキさんのエンジンなので乗りやすいです。

フロントサスペンションの沈み方が急でないというか、ブレーキをかけて、沈んでいると感じないぐらいしっとりとしています。今ロードモードで走り続けていますけれども、程よいパワー感で、安心して乗れますね。結構軽いので、もっとバキューンっていっちゃうかなと思ったんですけれども、すごくコントロールしやすいですね。アクセル操作に対して、それに合ったパワーが出てくれる感じです。

私には扱いきれないんじゃないかなと思いながら、すごく何日も前から緊張してこの日を迎えたんですけれども、何とか乗れた、良かった。あとはくるぶし辺りで車体をくぅーっと挟むようにするといいかな。片足だと土踏まずより前、母指球、親指の下の膨らみが付いている状態なので、片足であれば十分支えられまして、両足だとツンツンです。真っ直ぐ走ってる分にはそこまでハンドルの面は気にならないですね。

走行しているときに視線を感じますよ。通ると何だこのバイクは!? って見られている感じはありますね。持ってる所有感とかはすごく感じられるんじゃないかなと思います。気持ちいい。3000回転あたりで力強く、加速してくれますね。低速で曲がるのは、ハンドルの動きが気になって慎重に扱いたくなりますね。片足でも着けばやっぱり車体はすごく軽いので、信号待ちは問題ないですね。でも前傾はきついですけれども、足の角度はすごく楽。足首だとか膝だったり、股関節の角度、私の身長に対しても足首はそんなにきつくないですね。スポーツタイプで、バックストップ気味なのかなと思ったんですけど、結構すぐシートの下にステップがあるので、乗っている時のステップに足を乗せた時のポジションはすごく楽だなと感じます。

足つきはツンツンでも、支えている不安感は全くない!

足つきはツンツンでも、支えている不安感は全くない!
足つきはツンツンでも、支えている不安感は全くない!

柴田―――ビモータのKB4RCという車両に今日は乗ってきました。カワサキさんの試乗会でなぜビモータとなりますが、2000年代に、経営不振などもあって何回かオーナーが変わった末、2019年にカワサキさんのご出資でイタリアの方に合資会社ができたということなんですね。ということで、現在日本でこのビモータを扱っているのがカワサキモータースで、全国の一部のカワサキプラザでこのビモータを買うことができる、ということなんです。

竹川―――すごく勉強になりました。モーターサイクルショーで見て展示されてるイメージしかなかったので、どこで買えるんだろうってすごく不思議だったんですよ。ありがとうございます。

柴田―――そしてカワサキのエンジンを搭載しているという。何といってもビモータの特徴は、職人さんが1台いち台を組み上げているというものなんですよね。それに、ものすごく手間もかかっているし、材料にも、ものすごくこだわっていて。そしてさらにもうなんといってもこのデザイン。特徴的ですね。

竹川―――めちゃくちゃかっこいいですよね。本当に一目見た時から特徴的で、本当スマートなんですけど、横幅もあって、前から見たときの存在感もすごいので、格好いいバイクだなと思います。

柴田―――ほんと迫力がありますよね。もう本当に唯一無二のデザインというものでございます。もう本当に何日も前から初めて乗るメーカーさんだったので、すごく緊張して乗りました。また、やっぱりポジションとしては正直言うとちょっときつかったです。足つき、シート高としては810mmということで、やっぱり形によっては私でも足がつくんですけれども、両足だとツンツンの状態です。

竹川―――ただ、±8mm自分でも調節はできるんですよね。

柴田―――工具が必要なんですけれども、リアサスペンションのところにある調整機能で±8mm調整できます。

竹川―――でも、今回はフラットに近い810mmに近い状態だそうです。

柴田―――車体がものすごく軽いです。なので足つきがツンツンでもですね、支えている不安感も全くないです。片足はしっかりつくので、重さに対する不安は全くないですし、脚の入れ替えも十分に行うことができます。ただ、ライディングポジションとしては結構、前傾になります。シートからハンドルまでの距離、タンクはちょっと長めなので。

竹川―――そうですね。大きく感じます。

柴田―――結構な前傾です。そしてもう1点気になったのがサイドカバー ですね。輝くカーボンのカバーが付いてますけれども、ちょうど乗っているときに膝が当たる。

竹川―――膝が当たりますか?

柴田―――脚の長さによって違うからね。膝の下辺りっていうのがね、当たってくるんですけれども、乗り方を色々変えながら、どこがいいのかなって思った結果、私のいいポジションが乗っている時は、一番前に座って、膝の皿をぽんとサイドカバーの上に乗せるのが私にとってはいいポジション。それが脚の当たりとかも気にならないかなって思いました。やっぱりこういった張り出し感があるので、この車体をどういう風にニーグリップだったりさせるかなというのをすごく考えながら乗ったりはしたんですけれども、結果として、くるぶし辺りで挟むのがいいなって感じでした。軽さはすごくあるので、取り回しとかは問題なく行います。

竹川―――はい。私も試乗させていただいたんですけど、車両重量191kgということで、200kgとかのバイクに比べたら100kg台なんだっていうね。ただ、100kgも重いんですけど、やっぱり車体の幅が広くなっている分、足つきに不安感を覚えまして、脚が開いてるように感じたんですよね。で、踏み替えの時に柴田さんはそんなに気にならないよって言ってくださってたんですけど、私はサイドカバーの出っ張りが太ももに当たって、さらに脚が広がってる感じがしたので、踏み替えが慣れない私には不安だなって思います。

足元にいて欲しい足が遠目になるので不安を感じました。またがった時にですね、膝よりちょっと下くらいの膝の内側がすごく当たっている感じがして、普段からニーグリップで、結構膝の内側で支えている癖が私にはあるんですかね。結構締め付けられてる感が感じました。すごい前傾になるバイクなんですけど、そこが楽しいです。

今回、御殿場の方で走らせていただきました。山道のくねくね道がものすごく楽しかったです。本当におっきいバイクに見えるので、ほんと見た目のデザインが迫力があるので、走っていて曲がり角とか不安だなってオーバー気味に曲がっちゃうんじゃないかなとか不安感すごくあったんですけど、山道がとても楽しい1台だなと思いました。

柴田―――エンジンはNINJA1000系のエンジンが搭載されているということで、モードもね。ライディングモードも、レイン、そしてロードスポーツモードでモード選択もできるようにしています。

竹川―――モード選択しましたか?

柴田―――私、ロードとスポーツをやりましたね。エンジンとしてはとても扱いやすい。あとはライディングポジションだったり、ハンドルの動きが特徴的かな。特に停止した時からの信号待ちからの交差点を右折左折時にハンドルの動きが気になったけれども、由華ちゃんが言ってたみたいにワインディングで走ってる時は全くそういったハンドル周りのことも気にならず、気持ちよく走れるバイクです。走る至宝とも言われているこのマシーンに乗るっていうことのステータスであったり、やっぱり見て美しい。本当に注目を集める。走ってて視線を感じますよね。

竹川―――感じますね。本当。普段走っている町中を走っているバイクとはまた一味違うデザインなので。

柴田―――あのバイクは何ですか? みたいなね。周りの反応を見るのも面白いし、やっぱり何と言っても格好いいね。こういう魂がもう1台いち台、職人さんの手によって、情熱が込められた車体に乗るっていうのが、またまたなかなか味わえなくていいんじゃないでしょうか。

竹川―――みなさん、是非お近くで実際に見てお試しいただけたらなと思います。

柴田―――一部のカワサキプラザで展示されているところもあるということですので、是非出会った時はチェックしてみてください。

竹川―――ありがとうございました!

【柴田直美さん略歴】
しゃべり屋ライターバイク乗り、千葉県二輪車安全運転指導員、ピラティスインストラクター。MCやリポーター・ライター・ボートレース、などマルチに活躍。女性ライダーイベントMerrily Motoの企画運営も行う。愛車はCB400SBやCT125ハンターカブ、CRF125Fなど。趣味はバイク、山登り、ねこ、公営競技、茶道、華道など。
◎柴田直美Official Blog
◎X(Twitter)
◎Instagram


【竹川由華さん略歴】
滋賀県出身のアイドル。愛称はゆうかりん。第二回サンスポGOGOクイーン審査員特別賞受賞。バイク好きの両親の影響で、自身でもツーリングに行くバイク女子。愛車はGPZ750・CBR250RR。2022年3月「BDSバイクセンサー」のイメージガールに就任。バイク好きアイドルとして活動の幅を広げている。
X(Twitter)
◎Instagram
◎びわこのゆうか

足つきはツンツンでも、支えている不安感は全くない!



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