公開日: 2026/05/25
更新日: 2026/05/28
2022年4月のオープンから、節目となる5年目を迎えた「BDSバイクセンサー」。昨年は7月に株式会社MOTOMを設立し、新体制へと移行。加盟店との連携をより強固なものとした一年となった。また、「第5回BDSバイクセンサー秋の祭典」の開催をはじめ、二輪イベントへの出展、テレビCMや文化放送「おかしば」特番放送、成約キャンペーンなど、様々なプロモーションを展開。多くの加盟店から、日に日に認知度が高まりアクセス数と問い合わせ数が伸びている、との声をいただいている。実際に、昨年のアクセス数(ページ閲覧数)と問い合わせ数(在庫確認・見積依頼等を行った数)は、2024年を上回る実績を記録。より多くのユーザーにご利用いただいていることが伺える。
今回は車両に対する“アクセス数”に注目。「新車国内出荷台数」および「新車全国販売台数」(二輪車新聞社調べ)と見比べながら、クラスごとにどの車両の人気が高かったかを確認していく。
さて、2025年における各クラスのアクセス数を見ていくと、原付一種は1位がジャイロキャノピー、2位がスーパーカブ50、3位がビーノ、4位がJOG、5位がジョルノとなっている。1位のジャイロキャノピーは、全クラスのアクセス数でも4位にランクイン。生産終了後もなお、デリバリー業界で欠かせない存在であり続けている。またミニカー登録による、「最高速度60㎞への引き上げ」や「二段階右折の免除」に基づく、機動性・実用性の向上に魅力を感じるユーザーも多く、幅広い層から支持を獲得。その汎用性の高さが、ランキングにも反映されている。
旧車や絶版車を中心に中古車を販売する加盟店Aは、同モデルの需要と販売状況について次のように語る。
「掲載していると高い頻度で問い合わせがあるため、常に店頭に置くようにしています。興味深いのは、デリバリー業務の方だけでなく、不動産や道路工事の関係者からも需要があること。また、年配の方が安全性を重視して選ぶこともあります。他にも、釣り竿やクーラーボックスを積載できるという理由から購入する方もいたので、様々な用途に使えることが、いまも人気の理由なのだと思います」
新車国内出荷台数を見てみると、車種ごとで多かったのはタクトが2万0700台、JOGシリーズが1万9400台、スーパーカブ50/スーパーカブ110(4kw)が1万7700台、ビーノが9500台、ギアシリーズが8700台となっている。この数字は新車に関するデータではあるが、出荷台数の多さは、そのモデルに対する市場の期待度の高さの表れでもある。そのため、出荷台数で上位にランクインしているモデルについては、中古車の需要も高いと考えられる。
今年は昨年11月~12月にかけて販売が開始された、「Honda Lite シリーズ(Dio 110 Lite/スーパーカブ 110 Lite/スーパーカブ 110プロLite/クロスカブ110 Lite)」をはじめとする、新基準原付の市場動向を探るうえでの試金石となる年。今年の3月19日にはヤマハからJOG ONEが販売されたほか、スズキからの新車投入の可能性も高く、各メーカーからモデルが出揃うことで、ユーザーの選択肢は広がる。車格や車重だけでなく、原付二種よりは安いが50cc原付よりは高いという“中間の価格帯”も踏まえ、どれくらいユーザーに受け入れられるのか、多方面から注目が集まっている。
原付二種のアクセス数1位はPCX125、2位はスーパーカブ110、3位はクロスカブ110、4位はCT 125ハンターカブ、5位はモンキー125と続く。1位のPCX125は全クラスのアクセス数でも1位を獲得。出荷台数は1万8600台と、原付二種クラスの他モデルと圧倒的な差をつけ、不動の人気を誇っている。
この他、車種ごとで出荷台数が多かったのはリード125が9200台、スーパーカブ110(プロ含む)が8500台、ディオ110が8000台、モンキー125が7100台となっている。なお、アクセス数で4位にランクインしているCT125ハンターカブは4900台と、前年比で3100台のマイナス。この数字だけを見ると、レジャーモデルの勢いが収束してしまったかのように思えるが、ホンダはこの4月より、さらなるファン層の拡大に向けた新たな取り組みをスタートした。
それは、モーターサイクルショーでも公開された新しいショップコンセプト「Cub HOUSE」の展開。プレスリリースには、オリジナルのカスタマイズパーツや生活を彩るオリジナルのアパレル、各種アイテムを用意し、こだわりのあるバイクライフをトータルコーディネートで提案する、と記載されている。こうしたライフスタイル全般へのアプローチによって、CT125ハンターカブをはじめ、モンキー125やDAX 125といったホンダのレジャーモデルが新規ユーザーをどれほど獲得できるのか、今後の動向に期待が寄せられている。
この他、1月30日に登場したWR125Rは、セロー250が生産終了となったいま、ヤマハを代表するオフロードモデルになると考えられる。また、4月24日から販売を開始したファッションスクーターFazzioは、そのデザイン性から若年層を中心に高い支持を集めることが予想される。ヤマハから投入されたこれらのモデルが、今年のランキングでどの位置にランクインするかも楽しみだ。
軽二輪のアクセス数はレブル250を筆頭に、2位はNINJA250、3位はVストローム250、4位はYZF‒R25、5位はCBR 250RRと続く。レブル250の新車全国販売台数は9356台と前年比で341台増ではあったものの、2年連続で1万台の大台を下回る結果となった。
軽二輪クラスのアクセス数で注目したいのが、9位にランクインしたVTR250。同モデルは2017年に生産終了となっているが、今もなおトップ10圏内に食い込んでいることから、その根強い人気が伺える。前出の加盟店A は、VTR 250が支持され続ける理由を次のように分析する。
「ライダーの中には、エンジン特性でモデルを選ぶ人も少なくない。そういう方が、Vツインエンジンを搭載したVTR 250を選んでいるのだと思います。ウチでも扱っていますが、掲載していると問い合わせが多いので、常に店頭に置いておきたいモデルの一つです」
車種ごとで販売台数が多かったのは、PCX160が6700台、W230/メグロS1が4837台、ADV 160が4823台、KLX 230/S/SM/シェルパが2854台と続く。特に、2024年11月に販売を開始したW230/メグロS1とKLX230/S/SM/シェルパは期待通りの躍進を見せ、トップ5にランクイン。今年のBDSバイクセンサーアクセスランキングにおいて、トップ10入りの可能性を強く予感させる。
カワサキ車を扱う加盟店BはW230/メグロS1を購入するユーザーについて、「比較的若い方が多く、女性ライダーも購入しています」と話す。やはりクラシカルなデザインは、バイク購入の決め手として「デザイン」を最重視する若年層に刺さっているのだろう。
この他、今年は昨年10月8日に投入されたDR‒Z4シリーズに注目が集まっている。また発売時期などの詳細情報は未発表だが、大阪モーターサイクルショーでワールドプレミアとなった「CB400 SUPER FOUR E‒Clutch Concept」は、多くの来場者から熱い視線を注がれていた。今年の秋頃までに販売されれば、ランキング入りも期待される。
小型二輪のアクセス数1位はZ900RS、2位はSR400、3位はハヤブサ、4位はCB400 SUPER BOLD’OR、5位はドラッグスター400と続く。1位のZ900RSは、全クラスの中でも6位にランクイン。前出の加盟店Bは、同モデルの人気ぶりについて次のように話す。
「カワサキにおける401cc以上の販売台数のうち、約半分をZ900RSが占めています。2月14日から2026年モデルの販売が開始されましたが、事前注文はSEが70台以上、ブラックボールエディションでも30台以上ありました。今年は、2022年に登場した火の玉カラーの50周年記念モデルが車検を迎える年。そのため同じZ900 RSから、最新の電子制御が搭載された2026年モデルに乗り換える方も多いのだと思います」
販売台数ではエリミネーター/SEが6026台と、2年連続でトップをキープする結果となった。この他、車種ごとで販売台数が多かったのはZ900RS/カフェ/SEが4073台、GB350/Sが2667台、NINJA ZX‒4R SE/NINJA ZX‒4RR KRTエディション/Z400が2639台、CB1300 SUPER FOUR/SUPER BOLD’ORが2536台と続く。
この他、今年は昨年11月14日に販売が開始されたCB1000Fに高い注目が集まっている。同モデルについては、バイクジャーナリストの小林ゆきさんが「2025年に試乗したバイクの中で1位」と発表するほど絶賛。BDSバイクセンサーのYouTubeチャンネルでも、足つきインプレなどの関連動画が13万回以上(2026年4月現在)の再生回数となっていることからも、注目度の高さを伺うことができる。
ここまで、BDSバイクセンサーのクラス別アクセス数をもとに、昨年の市場動向の振り返りや今後のトレンドの予測を行ってきたが、出荷・販売台数が多いモデルに関しては、それだけユーザーからの注目度が高いということ。また、アクセス数=購入件数ではないが、これは購入意欲や興味があると考えられる数値でもあるため、参考にしてみてはいかがだろうか。
人気記事ランキング