パーツ・工具ウェア・用品類

【独断セレクト】ライダーにオススメのパーツ4選! 2025年11月号

公開日: 2025/11/07

更新日: 2025/11/13

①アクラポヴィッチ / エグゾーストシステム

①アクラポヴィッチ / エグゾーストシステム
①アクラポヴィッチ / エグゾーストシステム

今回の“コレいい”第1弾は、アクラポヴィッチの政府認証マフラーを取り上げてみます。冒頭でも触れていますが、あれこれ気になることをアクティブに聞いてきました。お話を伺ったのは企画課の松田さん、開発1課の中山さんです。

まずは政府認証のための開発秘話や要望に関して。松田さんによると「認証を得るためのマフラーは、日本よりも厳しい基準のユーロ規制をクリアしたもの。そのため日本の騒音規制や排出ガスへの改善要望などは、基本的にはありません」とのこと。つまり、基準のクリアは日本向けにする必要がないほど高性能なマフラーがベースだということです。

ただ、中山さんは「消音バッフルが取り外せる構造ではJMCAで認可されないため、ボルト固定から溶接に変更してもらっています」と言い、こうした細かな部分への対応からアクティブとメーカーの良好な関係が伺えるようです。

続いてアクティブ、そしてメーカーのそれぞれが拘ったポイントについても聞きました。松田さんは「共同開発に於いてはアジア圏マーケティング担当のロブロ氏を窓口として意見を交わしながらですが、メーカーは自社製品のクオリティコントロールを大切にしているので、弊社から性能面に要望を出す部分はありません」と言います。このような発言から双方が信頼しあっているのだと感じられます。中山さんも「パワーや重量、デザインは勿論、サウンドデザインにもこだわり、たとえば規格品のパイプにとらわれず自前の設備で材料からパイプを作り出すほどのメーカーです」と絶賛。

なるほど。さまざまなレースでトップを競う多くのチームが採用するだけに性能は折り紙付きなワケで、日本よりも厳しい規制をクリアする製品をベースに細かな部分で日本向けに対応してくれている。ただしその裏側ではメーカーと話し合い、細かな調整まで対応してもらうというアクティブの努力があってアクラポヴィッチの政府認証マフラーが日本国内に流通しているのだと理解できます。

どうでしょう? 安心して高性能を楽しめるエクゾーストシステムとして、ユーザーに安心してプッシュしていけそうじゃないですか?

アクラポヴィッチ / エグゾーストシステム

②alpinestars / スーパーテックR10

②alpinestars / スーパーテックR10
②alpinestars / スーパーテックR10

最高レベルの性能を確保したスーパーテックR10ロードレーシングヘルメットをご紹介します。設計段階から保護性能と新たな安全基準の提供に於いて最高レベルの性能確保に重点が置かれ、優れた通気性、比類なき快適性、そして可能な限りの軽量化を実現。加えて風洞実験室により抗力低減と空力安定性に注力した点も見逃せません。これによりサーキットでのパフォーマンスが向上し、長距離走行時の快適性も大幅向上。ユーザーへのプッシュし甲斐がある、現在最もHOTなヘルメットとして注目です!

スーパーテックR10はXSから2XLまでの6サイズ設定。ソリッドカラーとグラフィックカラーがラインナップされ、ソリッドはシンプルながら、独特の帽体形状がが際立ち精悍な印象。

グラフィックにはデザインが異なる2種(レーシングインスパイアードの「TEAM」、ミニマルでヘリテージ感あふれる「ELEMENT」)があり、それぞれに2タイプのカラーバリエーションを導入。どちらのグラフィックもひと目でアルパインスターズだと分かるデザインで鮮烈な印象です。

alpinestars / 公式HP

③KIJIMA / フェンダープレート

③KIJIMA / フェンダープレート
③KIJIMA / フェンダープレート

続いて英国車のフェンダーナンバーがイメージのフェンダープレートです。今やレトロやビンテージはカスタムの方向性として確立されているので、トラディショナルに仕立てたいオーナーさんにとっては見逃せないカスタムパーツであるのは間違いありません。しかもプレート自体が自由なアートスペースにもなるとあって、その表現方法がセンスや個性の発揮しどころと言えそう。W230/MEGURO S1用とGB350C用がありますので、ユーザーへのプッシュアイテムとして要注目です。

KIJIMA / フェンダープレートW230/MEGURO S1用
KIJIMA / フェンダープレートGB350C用

④RS TAICHI / RSJ733/モトレック オールシーズンパーカ

④RS TAICHI / RSJ733/モトレック オールシーズンパーカ
④RS TAICHI / RSJ733/モトレック オールシーズンパーカ

最後は防水性やCEプロテクターといった、ライディングに必要な機能を備えたアノラックスタイルのモトレック オールシーズンパーカです。プロテクター内蔵アウターと保温性インナーの二重構造のため、単体や組み合わせた着用が可能。また同社胸部プロテクター(別売)を装着したり、標準装備の肩・肘・背中のプロテクター類をCEレベル2(別売)にアップグレードできるので、ユーザーが自身の用途に合わせやすいスグレモノのですぞ。

アウターにはカンガルーポケットを利用したハンドウォーマー機能や脱着式フードを備え、防水仕様による安心感もプラス
●アウター素材:ナイロン ●インナー素材:ナイロン ●男性サイズ:M~3XL ●女性サイズ:WS~WXL ●カラー:CHINO×BROWN、BLACK×BURGUNDY、ほか全7色

RS TAICHI / RSJ733/モトレック オールシーズンパーカ

text:隅本 辰哉



パーツ・工具記事一覧ウェア・用品類記事一覧

バイクショップの求人
BDSバイクセンサー

人気記事ランキング

昭和・平成の名車、ユニコーンジャパン製作「GSX1400S KATANA」!

90年代、バイクカスタムといえばスズキのカタナ。今回はBDS柏の杜会場プレミアムコーナーに出展されたユ...


2024年キャッシュレス決済比率は42.8%。導入の課題は決済手数料分のコストをいかに確保するか

かつて“現金大国”と呼ばれた日本だが、いまや財布を持たなくても不自由なく生活できる時代となりつつあ...


制限速度が半分に!? 2026年からの新しいルール

時代に合わせて少しずつ変化している道路交通法。来年以降の二輪に関わる改正道路交通法施行令にはどの...


2024年新車国内出荷台数、約32万台でコロナ禍以前の水準に

2024年の新車国内出荷台数は32万0300台(二輪車新聞調べ・推定値)となり、コロナ禍以前の水準となった...


自販機のコイン投入口に縦と横ある理由とは?

自販機(自動サービス機)には「縦」と「横」、2種類のコイン投入口があるのはご存じだと思う。では、な...


世界的に拡大する電動アシスト自転車市場、日本の国内販売台数は80万台超と“ママチャリ”以上

電動アシスト自転車という言葉を聞くようになって久しい。初めて国内で販売されたのは1993 年。あれから...


2024年二輪国内保有台数。全体はマイナスだが、原付二種以上の合計では過去最多を記録!

2024年の二輪国内保有台数が約1028万台となっていることが、経済産業省『二輪車産業の概況』によって分...


50cc時代に幕。2025年4月1日、『新基準原付』スタート!

道路交通法施行規則が改正され、4月1日より適用される。これにより、原付一種にしか乗れないユーザーで...


二輪免許取得者数33万6943人でコロナ前の水準に戻る。年齢別ボリュームゾーンは20~24歳

二輪免許の取得。これは免許区分に関わらず、バイクに乗る、という意志の表れである。つまり、この数字...


125ccクラス最新スクーター“11台”足つき比較インプレ! <ホンダ・ヤマハ編>

大好評の足つき比較企画“第3弾”「125cc最新スクーター11台足つき比較」! 今回もユーメディアの横浜新山...


DYM
SEO Ranking