公開日: 2025/12/10
更新日: 2025/12/11
今回の“コレいい”第1弾ですが、GIVI製CANYONシリーズに注目します。こちら「アドベンチャー系に最適」というキャッチコピーで市場に投入された新製品なのですが、先行公開された今年の東京モーターサイクルショーではビッグオフロードのユーザーに好印象だったそうです。それは何故なのか?
製品の魅力に迫るべく、さっそく輸入販売元であるデイトナに聞いてきました。お話を伺ったのはツーリンググループ所属の岩瀬さん。
まずはアドベンチャー系に最適という理由から。岩瀬さんによると「ハードケースでは車両重量が重くなってしまい、転倒時の車体ダメージといったリスクが高くなります。その点、軽量仕立てのCANYONシリーズなら転倒も想定し、耐衝撃性と耐摩耗性に優れたコーデュラナイロン生地を外側に使用しています。しかも悪路特有の濡れた路面による泥跳ねなどで荷物を濡れさせないため、防水性の高いインナーバッグを標準装備するなど使用状況を想定した設計となっています。なので、ビッグオフロードでフラット林道などの悪路を走行する場面に最適だと考えています」だそう。
そもそも用途について「積載容量を確保したいが、車両重量をできる限り軽くしたいという方向けの商品」としているそうで、今回注目したカムサイドバッグとモノキーサイドバッグに関してはサイドパニアフィッティングが装着済み(もしくは装着予定)の方に向けた製品とのこと。従ってアドベンチャー系以外なら、ツアラーモデルのユーザーがターゲットとなり得る製品だと言えそうです。
最後にアピールポイントを聞いてみたところ「バッグにベルトループが多く作ってあるので、ベルト固定といった汎用性を活かせます。そのため他のCANYONシリーズ同士での組み合わせや、ハードケースとの組み合わせなど、使い方次第で自由度が高い商品になるものと考えています」と岩瀬さん。
どうやらソフトバッグならではの軽量さがポイントの一つ。そのうえタフな素材で転倒にも強く、インナーバッグによって泥跳ねや雨への耐性も高い……。そんな“コレいい”アイテムとしてアドベンチャーやツアラーに乗るユーザーにプッシュし甲斐がありそうじゃないですか?
GIVI / GRT720B モノキーサイドバッグ 25L+25L
ウインターシーズンを乗り切るための選択肢は数々ありますが、今回注目するのはRSタイチ製e-HEATインナージャケットです。これはインナータイプの電熱ウエアで、冬の快適なライディングをサポートすべく、発熱ユニットを最適な位置(ライディング時にフィットする背中と両肩)に配置して効率よく身体を暖めてくれるスグレモノ。
ただし電熱モノに対して「電源は?」とか、「車体と繋ぐのってなんだか面倒そう……」といった給電への不安が聞かれるのも事実です。でも、そういった不安要素はRSタイチが二つの手段を用いて過去のものとしてくれました。
一つは専用バッテリーによる給電。バッテリー×2個を使ってハイパワーで約7時間、エコノミーなら14時間も使えます。これならDayツーリングに十分対応できるうえ、コンセントが使える宿泊施設を利用すればロングツーリングでも心配無用というワケです。
そして、もう一つが車両バッテリーからの給電で、そのための接続ケーブルセットが用意されています。ヒューズや異常発熱を防ぐ保護機能を備えているのでとても安心。バッテリー切れの心配もなくロングツーリングでも問題はなくガンガンに使えます。
寒さで身体が固くなればライディングに支障が出たり、事故などの際に大ケガに繋がってしまう危険性も無視できません。なので、ユーザーのバイクライフにマッチした給電方式とともに、冬季のバイクライフをサポートしていくというのはいかがでしょう?
RS TAICHI / RSU637|e-HEATインナージャケット
続いては人気のPCX専用品として開発され、シンプルなデザインながらパッセンジャーに安心感と快適性を提供する縦長パッド採用のバックレストです。取付け部をカバーして見た目も考慮したデザインを採用し、パッセンジャーが背中を預けやすい縦長パッドは安定感もあって好感触。パッセンジャーのために装備したいバックレストとして、PCXユーザーにお勧めの“コレいい”アイテムと言えます。
●素材:スチール ●仕上げ:マットブラック
KIJIMA / バックレスト(PCX125/150/160用)
最後に紹介するのは、ワンモーションで脱着可能なスマホホルダーセットです。取り付けと取り外しの動作が最短アクションで行えるばかりか、固定ロック内側のラバーがバイク特有の振動を軽減してくれるのもポイント。しかもゴムの柔らかさでスマホに負荷をかけない固定を可能とし、ホルダー部を360度回転させられるので最適な位置にスマートフォンを設置できるところも魅力です。
●素材(ホールド部):樹脂+ ラバー ●素材(アーム部):ステンレス ●対応クランプ径:φ22/φ25.4/φ31.8 ●装着可能スマートフォンサイズ(縦×横×厚さ):130~175mm×60~90mm×15mm以下 ●重量(本体・ステー・クランプ含む):約240g
ENDURANCE / スマホホルダーセット
text:隅本 辰哉
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