公開日: 2026/02/09
更新日: 2026/02/27
リヂストンよりモニター提供いただいた「T33ツーリングタイヤ」を、二輪専門の整備士養成講習を行うBDSテクニカルスクールの井田講師がスリップサインが出るまで徹底テスト。 総走行距離1万8342kmにおよぶ長期インプレッションを経て、最終的な結論をレポートします!
二輪専門の整備士養成講師を行っておりますテクニカルスクールの井田と申します。今回はT33の続編、完結編になります。私は1年間に大体2万kmほど走るのですが、ブリヂストンさんからT33をお借りして長期のデータ取りを行ってきました。
タイヤを交換したのは2025年4月、走行距離が23万9326kmの時点でした。そこから日々のバイク通勤や地方への仕事、高速道路を1000kmほど使用し、群馬や仙台、袖ヶ浦などへ行きました。さらに、菅生サーキットや袖ヶ浦フォレストレースウェイでのサーキット走行も合計200kmほど行っています。
現在、走行距離は25万7668kmとなり、この時点でフロントにスリップサインが出ました。結果として、今回の総走行距離は1万8342kmです。ツーリングタイヤとしてロングライフであることは間違いありません。スリップサインは残り溝が0.8mmになると現れ、保安基準の限界を示しますが、リアタイヤに関してはまだ1.6mmの溝が残っており、フロントに比べて摩耗が緩やかであることも確認されました。ブリヂストンさんとの約束で、どちらかにスリップサインが出た時点でモニター終了となります。
ハンドリングについては、以前7000km走行時に偏摩耗の傾向があると言いましたが、結果的にはそこから大きな変化はなく、最後まで違和感なく普通に乗れてしまいました。リアタイヤは通勤メインでも偏りなく綺麗に減っており、フロントはかまぼこ型の路面の形状の影響で若干右側が減る傾向はありましたが、異常な状態ではありませんでした。
乗り心地に関しても、タイヤの骨格がしっかりしているため、摩耗して薄くなっても急激な変化はなく、最後まで安定していました。テスト中は規定空気圧のフロント2.5、リア2.9を意識して管理しており、極端な調整は行っていません。ハイパワーな車両では結果が異なる可能性もありますが、私が使った中では偏摩耗やめくれも少なく、かなり良いタイヤだと感じています。
このタイヤは、スリップサインが出るまで性能を十分に楽しむことができました。通勤や通学、長距離ツーリングを主目的とする方はもちろん、たまにサーキット走行を楽しまれる方にも非常にお勧めできる製品です。 スポーツ走行においても、乗り心地の良さと地面を確実に捉えるグリップ力を兼ね備えており、雨天や低い路面温度といった悪条件下でも安心して走行することができました。 コンディションに左右されず、幅広い用途をカバーしたい欲張りなライダーには最適の選択肢となるでしょう。
無事に事故もなくテストを終えることができました。私は普段、整備士の養成講習を行っておりますので、実務経験がある方で興味がある方は、ぜひ概要欄からお問い合わせください。ありがとうございました!
【BDSテクニカルスクール講師 井田安彦】 BDSテクニカルスクール講師
保有資格
2級二輪自動車整備士、2級ガソリン自動車整備士、2級ジーゼル自動車整備士、自動車検査員、二輪車安全運転指導員
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BDSテクニカルスクールHPhttps://www.bds.co.jp/technicalschool/
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