公開日: 2026/05/04
更新日: 2026/05/08
今回はユーメディア藤沢様にご協力いただき、新基準原付のホンダ「Dio110Lite」をバイクジャーナリストの小林ゆきさんとBDSバイクセンサーイメージガールの竹川由華さんが足つきインプレを行いました! 50cc原付のホンダ「タクトベーシック」、通常の「Dio110」とも足つきを比較。さらに新基準原付についても、小林さんが分かりやすく解説しています!
小林―――こんにちは。バイクジャーナリストの小林ゆきです!
竹川―――皆さん、こんにちは。BDSバイクセンサーイメージガール「たけはん」こと竹川由華です。よろしくお願いします!
小林―――さて、由華ちゃん。目の前にあるのはホンダのニューモデルですが、見覚えがあるのではないでしょうか。
竹川―――見覚えがあります。「Japan Mobility Show2025」のホンダブースで井田先生と一緒に紹介させていただいた車両ですね。
小林―――形は「Dio110」で見覚えがあるかもしれませんが、これがなぜニューモデルなのかというと、この車両の名称が「Dio110 Lite(ディオ110ライト)」と言います。形は、ほぼDio110、既存のモデルと一緒なんですが、「ライト」とつくからには何がライトかと言うと……。
竹川―――明るい? ……あっ、違いますね。あはは(笑)
小林―――どちらかと言えば「軽い」という意味合いのライトです。こちらは「新基準原付」と呼ばれる車両です。法律が改正されたばかりですが、これまでは原付免許で運転できるのは50ccまででした。今後は、125ccであっても最高出力を抑えたバイクであれば、原付免許や普通自動車免許で運転が可能になります。ホンダはその第1弾として、このDio110 Liteを発売しました。本日はユーメディア藤沢さんから場所と車両をお借りして、足つきインプレを行います。
免許上、原付免許で乗れるのは50ccでしたが、それ以外にも普通四輪免許の人も、二輪の免許がなくても50ccなら乗れたというのが今までの法律です。新基準原付は、125ccであっても従来の50ccと同等の出力に抑えられていれば、運転が可能というルールに変わりました。
竹川―――125ccだけど125ccのフルパワーではないということですか?
小林―――フルパワーではないですね。法律上の区分は非常にややこしいですが、125ccでも原付と呼んだりしませんか?
竹川―――しますね。
小林―――免許や走行に関する法律の道路交通法と、車両の基準を定める道路運送車両法で定義が異なります。道路運送車両法において、これまでは50cc以下が「原付一種」、125cc以下が「原付二種」と区分されてきました。
竹川―――では原付二種だけになりますか?
小林―――ところが、そうなるとこれまで原付を便利に利用していた方や、原付免許しか取得できない事情がある方も困ってしまいます。特に小柄な方にとって原付は非常に便利な乗り物でした。そうした人たちが乗れなくなってしまうのはやはり望ましくないという背景があります。
日本のメーカーさんが「50ccをこれから作るのはしんどいかな」と言い始めたのは、排気ガスの基準や需要の問題があります。実は、日本以外で50ccが普及している国はほとんどありません。免許や登録の制度上は乗れる国も多いのですが、実際の需要は125ccに集中しています。世界的に規格を統一すれば、車両を安価に製造できるといったメリットもあります。
こうした背景から、日本でも法律を改正し、125ccだけど出力を制限することで、従来の原付免許でも乗れるようにしました。これが「新基準原付」です。
竹川―――ベースが125ccであれば、二段階右折は不要になるのでしょうか。
小林―――いいえ、必要です。従来の50cc原付と同様に、二段階右折、時速30kmの速度規制、そして二人乗りの禁止というルールが適用されます。
竹川―――シートがこれほど広いのに、二人乗りはできないのですね。
小林―――出力は抑えられていますが、125ccエンジンがベースのためトルクには余裕があります。ボアストロークが大きいため、従来の50ccよりも力強い走りが期待できるでしょう。
竹川―――駐輪場などの扱いはどうなるのでしょうか。
小林―――自治体によって対応が分かれています。既に125ccまで利用可能な場所もありますが、排気量で厳密に区分している場所では、今後の対応が待たれるところです。二輪車の利用環境向上のためにも、利用者側から要望を伝えていくことが重要になります。
小林―――それでは、新基準原付「Dio110 Lite」の足つきインプレをしましょう。まずは由華ちゃんからお願いします!
竹川―――サイドスタンドを立てた状態でまたがります。両足はしっかりと接地し、車体を直立させても膝に余裕があります。サイドスタンドの操作も楽にできます。125ccサイズなので窮屈さは全くなく、非常にゆったりとしています。
小林―――センタースタンドの操作はどうでしょうか。
竹川―――驚くほど軽いです。力を入れずともスムーズに掛けることができました。外すのも非常に軽やかで、扱いやすいです。
小林―――次に私がまたがります。フラットなステップボードのおかげでまたがりやすく、車体の引き起こしも手がいらないほど軽いです。私の体格では、両足を下ろすと踵が少し浮きますが、不安はありません。センタースタンドも、足で軽く踏み込むだけで持ち上がるほど楽です。以前に125ccの比較インプレを行ったのですが、どのバイクよりも楽ちんにだった記憶があるので、それも全く一緒ですね。手もいらないぐらい楽です。
●「タクトベーシック」シート高705mm/車両重量78kg
小林―――次に、125ccサイズのDio110 Liteと従来の50ccを比較してみましょう。由華ちゃんにはホンダのタクトにまたがっていただきます。
竹川―――50ccは足つきが非常に良く、膝が深く曲がるため安心感があります。
小林―――交代してみましょう。タクトは安心感がありますね。視点が低く、非常にコンパクトで小回りが利きそうです。これまでの50ccはコンパクトで、例えば130~140cm台の方が、大きなバイクには乗れないけど、気軽な足が必要だという時に、やっぱりこういったサイズ感の乗り物を愛してきたんだよねと思うと、今後作られないのは残念だなと思ったりもしますね。
一方のDio110 Liteは、オートバイらしい高い視点により視認性が向上するメリットがあります。この広いシートは二人乗り用ではありませんが、大きな荷物を積む際に役立ちます。最大積載量は30kgまでとなっており、シート下の収納スペースに加えてグラブバーを利用した積載も可能です。
●「Dio110」シート高760mm/車両重量96kg
小林―――通常のDio110とも比較してみましょう。シート高に違いがあり、通常のDio110は760mmですが、Dio110 Liteはそれよりも15mm低く設計されています。
竹川―――15mm違うんですね。またがります。大きな違いは感じませんでした。
小林―――数値上はわずかな差ですが、実際にまたがると通常のDio110の方が明らかに高く感じます。足つきに不安がある方にとって、この15mmの差は大きいかもしれません。
Dio110シリーズは125ccクラスの中でも軽量な部類で、車重は100kgを切っています。新基準原付という新しいカテゴリーが加わりましたが、従来の50ccがすぐに廃止されるわけではありません。新基準のメリットは、車体の安定感、余裕のあるトルク、そして高い積載性です。
竹川―――大柄な男性にとっても、従来の50cc原付よりゆったりと乗れる選択肢が増えたということですね。
小林―――その通りです。サイズや足つきに不安がある方は、展示車両などで実車を確認することをお勧めします。また、従来の50ccを希望される方も、新車や中古車、限定モデルなどの選択肢がまだ残っています。
竹川―――店頭で実際に比較して最適な一台を選んでいただきたいですね!
小林―――本日はDio110 Liteを中心にご紹介しました。それでは、またお会いしましょう!
竹川―――ありがとうございました!
●撮影協力:ユーメディア藤沢様
【ユーメディア藤沢在庫情報】https://www.bds-bikesensor.net/bike?shopCode=200182
【小林ゆきさん略歴】
横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。
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【竹川由華さん略歴】
滋賀県出身のアイドル。愛称はゆうかりん。第二回サンスポGOGOクイーン審査員特別賞受賞。バイク好きの両親の影響で、自身でもツーリングに行くバイク女子。愛車はGPZ750・CBR250RR。2022年3月「BDSバイクセンサー」のイメージガールに就任。バイク好きアイドルとして活動の幅を広げている。
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50ccタクトベーシックや通常のDio110と足つきを比較!
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