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RSタイチ「リキッドウィンド」試乗インプレ(小林ゆき編)。猛暑日ツーリングも涼しく走れる!?

公開日: 2026/08/31

更新日: 2026/09/02

RSタイチの「リキッドウィンド」って、実際涼しいの? という事で、バイクジャーナリストの小林ゆきさんが、気温35度を超える真夏の一般道で忖度なし!? でインプレを行いました! リキッドウインドとは、腰に装着したボトルから専用の冷却水をアンダーウェアへ送り込み、走行風を受けることで胸部と背中を集中冷却するシステムです。

水のシャワーを急に浴びたくらいめちゃくちゃ冷たい!

水のシャワーを急に浴びたくらいめちゃくちゃ冷たい!
水のシャワーを急に浴びたくらいめちゃくちゃ冷たい!

小林―――バイクジャーナリストの小林ゆきです! 今日は気温35度! 毎年夏がどんどん暑くなっていますよね。そんな夏のクソ暑い……あ、クソとか言っちゃった(笑)。めちゃくちゃ暑い日でもライディングを快適にしてくれるグッズを手に入れたので、今日は……忖度「ちょっとあり」でインプレしていきたいと思います!

このベストは何かというと、RSタイチさんの「リキッドウインド」です! 数年前から展開されているアイテムですが、今回大きくリニューアルして新しくなったので、進化したポイントも含めてご紹介していきます。

このリキッドウインド自体もめちゃくちゃ軽いんですが、ここに専用ボトルをセットします。RSタイチさんと「ギャツビー」ブランドでおなじみのマンダムさんが共同開発した、涼しい液体をボトルに入れます。新しくなったポイントは、なんと電動になったこと! USBで充電できます。タンクの中も一瞬お見せしますね。朝仕込んできたんですが、取り外し可能なこのタンクの中に保冷剤が入っています。

冷凍庫で凍らせた保冷剤を入れることで、10数時間冷たさがキープできるんです。これをセットすると涼しい液体が送り込まれ、気化熱も相まってめちゃくちゃ涼しいという仕組みだそうです。

そしてタイチさんのおすすめが、リキッドウインドの下にアンダーウェア「クールライド」シリーズを着るとさらに涼しくなるということで、今日はこちらも着てインプレッションしていきます。

まず保冷ボトルを腰のあたりに装着します。見た目が結構大きめに見えるので「重さはどうなの?」と気になりますよね。でも実はこれ、保冷用の真空構造なので見た目ほど水量は多くないんです。バッテリーも大きくないので、腰に下げてみても全く重さは気になりません。

ボトルの黄色い部分に送水チューブを装着します。まずはベストを着てみましょう!

実はこのベストもリニューアルされていて、旧タイプと決定的に違うのがチャックの位置。ご覧の通り斜めについているんです。真ん中にチャックがあると着心地が気になる方も多いと思いますが、これは横寄りです。この黄色いジョイント部分と送水チューブを、カチッと接続します。ワンタッチで超簡単!外す時もつまむだけです。

そして、ボトルのスイッチを長押しで電源オン。もう一回押すと……あ、来た来た! うわっ、めちゃくちゃ冷たい! ギャツビーが背中に……うわぁ、マジか!! プールに行って、水のシャワーを急に浴びたくらいめちゃくちゃ冷たい。え、こんな冷たいんだ!

カメラマン――――ギャツビー冷やしたんですよね?

小林―――冷やしました。ギャツビー自体もすごい冷たかったんですけど、やっぱ保冷剤も含めてすっごい……。送水しているチューブを触ってみてください。

カメラマン――――あぁ、冷たい! もう結露してるんですね、ここ。

小林―――これはすごいかも。ボタンを押すとビュって液が出る。常に出続けるわけじゃなく、欲しい時に濡らす仕組みなんですね。

今まさに背中が濡れている状態なので、走り出せば気化熱でさらに冷えるはず。しかもギャツビーのメントール効果でより涼しく、いい香りも漂っています。これは走るのが楽しみですね。それではしっかり装備を整えて、インプレッションに行ってきます!

一般道を走行中でもものすごく涼しい!

一般道を走行中でもものすごく涼しい!
一般道を走行中でもものすごく涼しい!

小林―――今日はリキッドウインドの上に、タイチさんのオールメッシュジャケットを着ていきます。一見厚着に見えますが、走り出せばきっと涼しいはず。よし、電源が入りました。走りながら腰のスイッチでピュッと液を送って試してみます!

真夏のツーリングを想定して、今回はあえて高速道路を使わず一般道だけでテストします。信号待ちで止まっているだけでジリジリと焼け付くような暑さ。ヘルメットのシールド越しに入ってくる風も、だんだん熱風に変わってきました。それでは参ります。

まだリキッドウインドのボタンは押していないので、熱い状態のまま走っています。さすがにこれだけの気温になると、ヘルメットのインテークエアもよく分かりますね。メッシュジャケットで体にも風は通っていますが、長袖のクールライドを着ているので、肌に1枚まとわりつくような感覚があります。

じゃあ、そろそろブーストボタンを押します! 急に来ました(笑)。うおっふっふっ冷たい~。冷たい……(笑)

もう一回押してみよう……いぃぃぃぃいい、いや、冷たっ(笑)! 2回目押したところで、まだ、一気に前まで来ないんですよね。首の後ろには太い血管が通っているそうですが、冷やされたおかげで一気に腕が楽になった感じがします!

信号を超えたところで、もう一回ブーストボタンを押してみます! ボタンを押してからモーターが回り、背中にリキッドが流れてくるまで3〜4秒タイムラグがあるんですが、インナーのクールライドに液がだんだんと浸透して、肩甲骨のあたり全体がものすごく涼しいです。ものすごく涼しい!!

ちょっとこのカーブを抜けたら、いっぱい押してみようかな。周りも結構出るっていうのがわかってたので……。じゃあ1回、2回……。うわっ、来ました! 一気に前に来た! 今もう下着越しに、胸の間に冷たいものが。感覚としては、氷を押し付けられた時ぐらい冷たいです。肩も冷え冷え。あんまりやると体に良くないのか……。そんなことはないか(笑)

これ、もう寒いです! 首と肩周りは寒い。全体的に行き渡ってほしいから、前からもこの冷たい液が欲しいんですよね。1回、2回……。このタイムラグの後に……。うわ、来た来た来た来た!

前から出るようになってきました! 背中も寒っ! これ周り見てる人は、何をもだえてるんだと思うでしょうね(笑)。

そしてですね、これもうだんだん胸の方、顎の下の真ん中辺からも液が出るんですけど。ここから、両脇にだんだんだんだん浸透し始めて。そしてこれはメントール系の液体ですので、全体的にものすごいスースーがすごい! 肩はもう、氷を背負ってるみたいになってきました。だから普段ツーリングの時は、こんなにたくさんをボタン押さなくてもいいと思うんですよね。

で、風を今受けていますが、これZX-25Rというフルカウルのバイクなんですが、胸にまともに風が当たってるわけじゃないのに、顔に当たるくらいの風でも胸の周りにめちゃくちゃ風が入ってきてるのがすごくわかります。めっちゃわかります。首が寒い、すごく寒い。高速道路ツーリングとかだったら、ほんの10分15分くらいに1回ブーストさせればいいんじゃないかなと思います。

夏場になんとかできるアイテムが出てきたのは画期的!

夏場になんとかできるアイテムが出てきたのは画期的!
夏場になんとかできるアイテムが出てきたのは画期的!

小林―――さあ、戻ってまいりました! ということで、このリキッドウインド初ツーリングだったんですけど、どういう仕組みになってるかと言いますと、ベストの送水チューブから液が出てるんですよね。

で、今クールライドを着てるので、この布を伝わって毛細管現象で、全体的に肩甲骨周りぐらいにこのメントールの液が浸されているので、首の後ろとか肩の下あたりまで寒ってなってます。寒っ!って(笑)

実はこれ前からも液が出るんですよね。最初は管を通ってポンプで上げて、背中から液が出るんですが、だんだん液が前の方にも来て。前から出ると今度……ま、女性はこれわかりますかね? 私は谷間ないですが(笑)、谷間ある方ならここ、汗がひんやりと伝わる感じっていうか、あれがさらにメントールで来ます! 急に冷やされるみたいな感じ!

どのぐらい冷たいかと言うと、これ保冷ボトルで、なおかつ凍らせた保冷剤も入っているので……めちゃくちゃ冷たい! もう氷が当たってるかのよう。

そしてさっきバイクを止めてからしばらく経ちますけど、ずっと涼しい! ずっと涼しいですね。ずっとチョロチョロ出続ける仕組みなのかなって勘違いしてたんですが、自分のタイミングで押せばいいし、「もういいよ」と思ったら押さなければいいっていうものなんだ、というのがよく分かりました。なのでツーリングも、正直これ、保冷のボトルになっているのでそんなにたくさんの量が入るわけではないですが、意外と結構、1日ツーリングとかでも持つんじゃないかなっていう気がしますね。

みなさんツーリング行く時って必ず休憩もしますし、5時間も6時間も走りっぱなしなわけではないじゃないですか。それに、丸1日ツーリングともなると朝晩は多少涼しかったりするので、日中のうんと暑い3〜4時間目がけてこれを使うといいのかなと思いました。

で、ちなみに私ですね、このBDSバイクセンサーチャンネルでも時々流れますけれども、プレミアムオークションの撮影のために横浜から柏に通ってるんです。あまり土地勘のない方だと「千葉県と神奈川県ならそこまで遠くないでしょ」と思われるかもしれないんですが、毎週100kmくらいを、しかも3時間近くかけてバイクで通ってるわけなんですよ。正直ね、夏きついんです!

なぜなら都内の渋滞を抜けなきゃいけないし、柏の方に着いたとしても国道16号というめちゃくちゃ混む国道をひたすら走らなきゃいけなくて。去年、正直1回たどり着けなかった時があったんですけど……。これがあったら、もう乗り切れるんじゃないかな!

冬は私、タイチさんの電熱グローブとかを愛用してるんですが、あれでもうね、世界が変わったんですよ。本当に変わりました!

最近の話で言えば、ヘルメットにインカム(B+COM)をつけて情報を取って、「あっちの道は事故渋滞してるからこっち行こうぜ」みたいな時代になってきましたよね。冬場は温かいギアでなんとかなるとして……。夏場になんとかできるアイテムが出てきたっていうのは、本当に画期的だなと思います! これで本当、この夏を乗り切れそうです。

ちなみに、この着ているベスト自体は全然軽いんですよ。どれくらいって言えばいいのかな……。Tシャツなんかより全然軽いです! メッシュのお買い物バッグみたいなものを想像していただければ分かると思うんですけど、本当にベスト自体はとても軽いものです。

はい。ということで今日は、タイチから出ているリキッドウインドを、36度くらいあるこのクソ……また言っちゃった、「クソ」って言っちゃった(笑)、36度くらいあるめちゃくちゃ暑い日に実際に装着してインプレッションしてみました! みなさんも「これどうなの?」と思うところはあるかなと思いますが、私のインプレッションを参考に、ぜひこういったものを装着して快適な夏のライディングを楽しんでみてください。ということで、バイクジャーナリストの小林ゆきでした!

【小林ゆきさん略歴】
横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。
◎小林ゆきブログ
◎X(Twitter)
◎Kommonちゃんねる

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