パナソニックglafit

glafitのニューモデル「GFR‐02」に採用
パナソニックが、バッテリーマネジメントサービスの提供を開始

公開日: 2021/01/21

更新日: 2021/07/26

 東京都港区内の複合オフィスビルで昨年11月25日、電動モビリティメーカー・glafitのニューモデル「ハイブリッドバイクGFR‐02」の製品発表会が行われた。この中で、パナソニックが提供を開始する、クラウド型バッテリーマネジメントサービス「UBMCサービス」も発表された。これは、電動モビリティを利用する人の、バッテリーに対する不安を解消する注目のサービスだ。

バッテリーへの不安を解消する、パナソニックの「UBMCサービス」

「CFR-02」製品発表会で「UBMCサービス」について説明するパナソニックの工藤貴弘氏

 日に日に、その勢力を伸ばしてきている電動モビリティ。都内をバイクやクルマで走ると、道路を走行する電動モビリティを見かけることも増えてきた。ここ1〜2年で徐々に一般化しつつある電動モビリティだが、乗る立場として不安が残るのは、バッテリーではないだろうか。

 例えば、ガソリンエンジンのバイクだったら、「そろそろ燃料がなくなるかも」と思った時、燃料計を見るだけではなく、燃料タンクのキャップを開けてバイクを軽く揺らせば、タンク内のおおよそのガソリン残量を直接、目で確認できるという安心感がある。しかし、バッテリーではそれができない。電池残量を示すメーター頼みだ。また、スマホでも、バッテリーの経年劣化などで減りが早くなったりすることがある。もし、乗っている電動モビリティが予期しない『電欠』になってしまうと、ガソリンで動くバイクのようにガソリンスタンドまで行けばどうにかなるというものでもない。それだけに、〝電気〞という目に見えないものに対する不安は少なからずあるだろう。

 昨年11月25日、パナソニックが、その不安を解消するサービスを発表した。同日、東京都港区内の複合オフィスビルで、電動モビリティメーカー・glafitがニューモデルとなる「ハイブリッドバイクGFR‐02(以下、GFR‐02)」の製品発表会を開催。その中で発表されたのが、パナソニックが提供を開始するクラウド型バッテリーマネジメントサービス「UBMC(Universal Battery Management Cloud)サービス(以下、UBMC)」だ。

 これは、電動モビリティに搭載されるバッテリーの様々な状態をリアルタイムで把握するというもので、glafitのGFR‐02にも採用されているサービスである。

バッテリー状態の正確な推定や遠隔モニタリングなど性能は大きく向上

ユーザーの声を受け、折りたたみやすさが向上した「GFR-02」。UBMCサービスの電池表示はパーセンテージで表示される。

 UBMCサービスの特長は、大きく3つ。1つ目は、「バッテリー状態の正確な推定による予期しない電欠の防止」。バッテリー開発で培ってきた技術をベースにした、バッテリーの状態推定技術を新たに開発。これにより、高精度な電池残量推定モデルを構築。スマホアプリを通じて、正確なバッテリー残量がその場で把握でき、予期しない電欠の防止を可能とした。

 2つ目は、「遠隔モニタリングによる、適切なバッテリーオペレーションの実現」。クラウド上で管理されている、運用するバッテリーのデータとUBMCの機能を利用することで、バッテリーの状態をリアルタイムに把握できるようにした。これにより、適切なタイミングでの電池交換案内、シェアリングサービス事業者なら効率的な充電オペレーションなど適切なサービス運用が可能となった。

 3つ目は、「新たな移動体験を提供する、機能の継続的なアップデート」。正確なバッテリー状態の推定、地図情報などを活用し、現状の電池残量で到着できる範囲を地図上に表示。また、充電・電池交換ステーションがある場合、それらを盛り込んだルート提案など、より快適で便利な移動体験を提供する機能の継続的なアップデートが可能となっている。

 このUBMCを先行導入しているのが、GFR‐02。これは、昨年10月に発表された、自転車と電動バイクの切り替えが可能な新機構「モビリティカテゴリーチェンジャー(略称:モビチェン)」が後付けで簡単に装着できるハイブリッドバイクだ。

 さらには、ユーザーの声が製品に反映されており、各部に変更を受けている。いくつか例を挙げると、ペダル走行時の走行速度の向上を図るため、クランク側のスプロケットを42Tから52Tへと大型化。後輪ディスクブレーキの性能正確性を考慮して追加されたチェーンテンショナー。モーターコントローラー制御を改良し、最大出力が25%アップ。ハンドルポストが左折れから右折れに変更され、折りたたみやすさの向上などが図られている。

 製品の進化、新しいシステムやサービスの採用など、電動モビリティの市場も魅力も、まだまだ成長過程。今後も伸び続けていくことは間違いないだろう。

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