SHOEIウェア・用品類

「SHOEI Gallery TOKYO」をオープン。注目ブランドの商品企画部、田上さんが語るSHOEIのブランディング戦略とは

公開日: 2021/06/30

更新日: 2022/09/06

 さまざまなライダーの幅広いニーズに確実に応える。それがSHOEIだ。近年では定番モデルの他に、クラシカルで斬新なモデルが登場。男女を問わず、幅広い年齢の注目を集めている。

商品展開の強みは、各モデルのコンセプトが分かりやすいこと

 1959年の創業以来、日本のモータリゼーションと共に歩んできたSHOEI。現在では日本製プレミアムヘルメットとして世界でトップシェアを誇っている。人気モデルは継続的に進化し、斬新でクラシカルなEX-ZERO・Glamster、オフロードモデルのVFX–WRなどの洗練されたデザインは新たなファンを生み出した。的確な商品展開と閲覧しやすく整理されたホームページ、ショールームのオープンなどブランディングにも成功している。今回はそんな注目のブランドSHOEIの商品企画部、田上紗織さんに話を伺った。

「ヘルメットデザインについては、社内で一貫したコンセプトは特にありません。ただ、必ず企画の段階で、新商品の立ち位置をラインアップの中で明確にするようにしています。弊社の商品展開の強みは、各モデルのコンセプトが分かりやすいという点にあります。その部分を大切にしてデザインに反映しています。EX-ZEROは、クラシックジェットのJOというモデルが先にあって『このタイプのフルフェイスが欲しい』というユーザーさんの声を反映させて頂いた経緯があります」

 世界各地でライダーの趣味趣向は当然異なる。レースやスーパースポーツが人気なアジア地域ではトップモデルX-Fourteenやスポーツジェットが人気であるという。バイクの嗜好が多様化している日本やヨーロッパ市場はどうなのだろうか。

「国内での人気モデルはGT-AirⅡです。インナーサンバイザー(ヘルメット内部の収納式スモークシールド)の利便性、スポーティー過ぎず使用車種を問わない『デザインの汎用性』が人気の秘密ではないかと思われます。商品全体での人気色はマットブラックです。日本では相変わらず『白』の人気も根強いですが、ヨーロッパでは圧倒的にマットブラックが人気です」

昨年3月に「SHOEI Gallery TOKYO」をオープン

<center>商品企画部 係長 田上紗織</center>
商品企画部 係長 田上紗織

 2020年3月、東京都千代田区外神田に「SHOEI Gallery TOKYO」をオープン。全商品の閲覧・試着が可能になり、ユーザーの声をダイレクトに聞ける環境が整った。フィッティングサービスにより、購入後のアフターフォローも充実。

「ショールーム開設で持ち込みでのヘルメットの内装調整に対応できるようになりました。ヘルメットが大きすぎると走行風でぶれて集中力が持続できなくなり、深く被りすぎると前方視界が狭くなる恐れがあります。できればキッチリと計測をしてから購入して頂きたいです。サイズ選びはとても重要です」

 2019年モーターサイクルショー、SHOEIはヘッドアップディスプレイを備えたコンセプトモデルを発表した。未来のヘルメットはどのように進化をするのだろうか。

「弊社のコンセプトにパッシブセーフティーとアクティブセーフティーがあります。もしもの時の安全性は勿論、アクティブセーフティーの更なる充実を目指します。快適性を高めることで集中力を持続させ、楽しみながら安全なライディングを追求していく弊社の姿勢は変わらないと考えています」

 安価な海外モデルも多く出回っている市場で、国産プレミアムヘルメット・SHOEIが輝きを放っている。安全性と快適性を両立し、洗練されたデザインが今後もライダーを魅了するだろう。SHOEIの掲げる「パッシブセーフティー(衝突安全)」と「アクティブセーフティー(予防安全)」、特に後者は我々二輪業界全体で共有するべき理念である。

新商品のZ8、人気商品であった Z7の快適性能が更に向上した今夏注目のニューモデル。メーカー希望小売価格:56,100円(税抜価格 51,000円 )
新商品のZ8、人気商品であった Z7の快適性能が更に向上した今夏注目のニューモデル。メーカー希望小売価格:56,100円(税抜価格 51,000円 )

SHOEI Gallery TOKYO
住所:〒101-0021 東京都千代田区外神田2-15-2 新神田ビル
TEL:03-5289-7151
https://www.shoei.com/stores/showroom.html

バイクショップの求人
BDSバイクセンサー

人気記事ランキング

BDSテクニカルスクールは、独自のカリキュラムが大きな特長!

10月22日、同月6日に行われた「令和6年度第1回自動車整備技能登録試験」の結果が発表され、「2級二輪自...


『OUTDO』ナトリウムイオンバッテリー、日本初上陸!

鉛、リチウムイオンに次ぐ第3の選択肢として、ユーザーから高い注目を集めているバッテリーが、株式会社...


昭和・平成の名車、SUZUKI「RG400ガンマ」!

BDS柏の杜会場プレミアムコーナーに出品されたスズキ「RG400ガンマ」ウォルターウルフカラー。ガンマ愛...


BMWの新技術「ASA」搭載モデル試乗会、クラッチ操作の自動化によって向上した操作性を体感!

BMW MOTORRAは2月20日、海の森水上競技場(東京都江東区)で、「ASA搭載モデル・オールラインアップ プ...


トライアンフ「ボンネビルT120」の試乗インプレ! T120とT100どっちがいいの?

今回はトライアンフ茅ヶ崎様にご協力いただき、「Thruxton Final Edition」のオーナーであるバイクジャ...


川崎重工から独立分社化し「カワサキモータース」発足。2035年までに先進国向け主要機種の電動化を完了

川崎重工業株式会社は10月1日、「モーターサイクル&エンジンカンパニー」を分社化し、カワサキモーター...


3分でわかる中古車ビジネスの“ツボ” 増加傾向にある「整備難民」、あなたの店はどう対応する?

コロナ禍によるバイクブームの再燃以降、二輪販売店を訪問すると、よく言われることがある。それは、ネ...


2024年二輪国内保有台数。全体はマイナスだが、原付二種以上の合計では過去最多を記録!

2024年の二輪国内保有台数が約1028万台となっていることが、経済産業省『二輪車産業の概況』によって分...


2025年の新車国内出荷台数、前年から約2万台上乗せの33万7100台に!

2025年の新車国内出荷台数が33万7100台(推定値 二輪車新聞調べ)となったことが分かった。2024年に32...


二輪免許取得者数33万6943人でコロナ前の水準に戻る。年齢別ボリュームゾーンは20~24歳

二輪免許の取得。これは免許区分に関わらず、バイクに乗る、という意志の表れである。つまり、この数字...


DYM
SEO Ranking