公開日: 2023/01/06
更新日: 2023/01/09
ホンダ・GROMは2013年1月にタイ・ホンダ製造のグローバルモデル(世界戦略車)としてMSX125の名で発表された。
欧州では同年5月、日本と北米では6月からGROM(Grommetの略、横乗り系のスポーツを意味する)の名で発売。2020年のフルモデルチェンジではエンジンをロングストロークに、EURO5に適応、4速ミッションから5速へ進化した。
この3世代目から車名がGROMに統一、コンパクトな本格派スポーツモデルは世界中で支持され、発売から8年間で75万台を販売する大ヒットモデルとなった。国内での125レジャーバイク販売好調の先駆けとも言える存在だ。
レジャーバイクはリバイバルであるが、GROMは倒立フォークやモノサスなど新機能を盛り込んだ本格派スポーツモデル。他のホンダ人気3機種とは異なる独自の路線を歩んできた。グローバルモデルであるからこそ、カスタムパーツが世界中に豊富であるのもGROMの特徴である。
そんな状況の中、熱い視線を集めているのがビーズガレージが販売する、ボルトオン着せ替えキット「グロム-ダカール」だ。
モチーフは1982年のパリ・ダカールラリーの優勝記念モデルとして販売されたXL250パリ・ダカール。写真の塗装済み外装キット(デカールは用意されていない)25万3000円(税込)と、ゲルコート仕上げの無塗装キット14万3000円(税込)が用意されている。
細部にわたりXL250のディテールを忠実に再現。外観のポイントとなるビッグタンク風カバーはFRP製。ベースのGROMは燃費に優れ、満タンで300キロは走れてしまうので、ビッグタンクの必要性はない。ダミーのタンクキャップはマグネット式で脱落しないように工夫されている。
ヘッドライトは光量を落とさずに丸目に見えるように加工、他にもビッグフェンダーの形状やオプションで用意されているリアキャリア、アンダーガードのディテールは、パリダカマニアさえも唸らされる仕上がりとなっている。
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