公開日: 2023/05/22
更新日: 2023/06/29
カワサキは5月17日、道の駅木更津うまくたの里(千葉県)でニューモデル「ELIMINATOR/SE(以下、エリミネーター)」の報道試乗会を開催した。
エリミネーターは、大阪・東京・名古屋で開催されたモーターサイクルショー2023で世界初公開され、多くのユーザーの注目を集めていたモデル。エリミネーターは1985年に登場して以降、様々な排気量が設定されるなど人気シリーズとなっていたが、排ガス規制などもあり2008年に生産終了。けれどもこの度、15年振りに400㏄で復活を遂げた。
エンジンは、優れたコントロール性を実現し、パワフルなトルクを発揮する、スポーツモデルベースの水冷4ストローク並列2気筒エンジンを搭載。また、車体は軽量化を追求し、車重は176kg(SEモデルは178㎏)となっており、取り回しやすさも特長となっている。さらに、エリミネーターのシート高は、カワサキの普通二輪クラスで最も低い735mm。オプションでハイシート(30mmアップ)とローシート(20mmダウン)も販売しており、あらゆるユーザーに対応している。この他、カワサキ400㏄クラスモデルで初となる、ETC2.0車載器キットを標準装備している。
SEモデルは、量産モデルとして世界初、車体のフロントとリアにGPS対応型のドライブレコーダーを搭載。さらに、スタイリッシュなデザインのヘッドライトカウルやツートンのレザーシート、防水のUSBソケットなど、ライダーの安心感と利便性に寄与するアイテムを採用している。
エリミネーターは4月25日より発売を開始。メーカー希望小売価格(税込)は標準モデルが75万9000円、SEモデルが85万8000円。
試乗した感想をひと言で表すと、「ちょうどいいクルーザー」です。一般道路と高速道路だけでなく、軽い峠道も走行しましたが、エンジンはトルクとパワー感があり、ハンドリングも良いため、スポーティーな走りも楽しむことができます。
また足つきが良く、私の身長(160㎝)でも両足の母指球が付きます。さらに、車重が軽いため、跨ったまま後ろに下がることが簡単にできるなど、取り回しもスグれています。なので、初心者や小柄な方はもちろん、年齢を重ねてきて体力が不安、という方はまず、エリミネーターに乗ってバイクに慣れるといいと思います。
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