カワサキ足つきインプレ小林ゆき動画

KAWASAKI「エリミネーター」足つきインプレ!

公開日: 2023/05/23

更新日: 2023/05/23

カワサキの新モデル「エリミネーター」をバイクジャーナリストの小林ゆきさんと、BDSバイクセンサーイメージガールの竹川由華さんが足つきインプレ! 別売りアクセサリーの「ローシート(-20mm)」、「ハイシート(+30mm)」を比較しました!

一番の売りは735mmのシート高!

一番の売りは735mmのシート高
一番の売りは735mmのシート高

今回のエリミネーターはクルーザータイプのシートで、スタンダードシート高がなんと735mm! 特設サイトにも最初に両足が付くと書いてあります。アクセサリーで、-20mmのローシートと、+30mmのハイシートが別売りであり、小柄な方・身長がある方も調整することが出来ます。

シートの形状は、シートサドルタイプと呼ばれる形で、前周りは非常にスリムになっていますが、意外と張り出していると感じるのがサイドカバーです。デザイン面なのか、あるいはこの中に機能があってカバーしているのか分かりませんが、足つきに影響はあるのでしょうか。

エンジンは、タンデムツインと言って横に2つシリンダーがあるタイプなので、エンジンそのものは非常にスリムです。上から見ても出っ張りが全然見えないので、タンクそのものも横に広がっていません。

楽ちんに母指球が地面に着く!

楽ちんに母指球が地面に着く
楽ちんに母指球が地面に着く

お待ちかねの足つきインプレやっていきたいと思います! 私のスペックは身長160cm。同じぐらいの身長の方よりも手足が4cmずつ短いです。肩幅もかなり狭くて33cmしかないのでリーチが全然ありません。

早速またがってみると、だいぶ低いですね! 思い切って足を上げる必要はございません。いきなり真ん中にまたがっていますが、ステップもしっかり踏みながら、地面に着く足は膝がしっかり曲がった状態です。そして両足着くかどうかですが、短足の私でも楽ちんに母指球が地面に着いています!

では、サイドスタンドからバイクを直立させてみますが、ハンドルの位置は肘が少し伸びてるような感じですね。ではここからバイクを起こしますが・・・装備重量176kgということでだいぶ軽い! 足の力だけで起こせました。

足の踏み替えはというと、やはりサイドカバーが若干横に張り出しているので膝が曲がってもあまり変わらない位置関係でございます。なので、踏み替えも単純に足を伸ばせばいいという感じですね。ステップはシートの真下にあって、ツノも出ているので、簡単に届きますし、出し入れも楽ちんです。

短足の私でも楽勝で両足が着くエリミネーターです。

竹川由華さんと3つのシートを比較!

竹川由華さんと3つのシートを比較
竹川由華さんと3つのシートを比較

小林 別売りのアクセサリーで、ローシートとハイシートがあるということで、私と優華ちゃんで足つき比較していきたいと思います! まずは由華ちゃんにスタンダードシートをまたがってもらいます。

竹川 シート高は735mmです! 私は身長162cmで今回厚底の靴ではないですが、またがってみると地面をべた踏み状態で膝が曲がってます! 楽勝です(笑)

小林 続いてシート高715mmとなるローシートを付けてみましょうか。まず短足代表の私からまたがりますが、だいぶ低い! スタンダードシートより若干足着きはいいんですが、横幅があるのでそこまで差は感じないです。ですが、足がツンツンぐらいまで体格が小さい方だとこの差は相当大きいんじゃないかな。

竹川 私もまたがってみましたが、スタンダードシートよりすごく膝が曲がりますね! 遠くに足を伸ばしてもべた踏みで地面に届きます。

小林 ではシート高765mmとなるハイシートいきましょう。もう見るからに形が違いますよね。装着すると少しスポーティーな感じになります。またがってみると、全然違う! さっきまで母指球がしっかり着いていたんですが、両足だとつま先がツンツンです。ただ、片足ずつであればしっかり足の母指球が着きますし、膝の曲がりも余裕があるので、腰をずらす必要は全くありません。ハンドルの位置関係もハイシートの方がスポーツバイクのような感覚ですね。

竹川 ワァ!! 高くなりましたね! 足はべた踏みなんですけど、膝が曲がる余裕はなくなりました。しっかり伸びてますし、どっちかの足は若干かかとが浮く感じですね。30mmは全然違います! でもハイシートでも足が着くのでアリかも。

小林 3種類試しましたがハイシートでも、足つきに不安は全然なくて、シート高によって別のバイクになったような感覚になります! ということでエリミネーターの足つきインプレでした!

【小林ゆきさん略歴】
横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。
◎小林ゆきブログ
◎Twitter
◎Kommonちゃんねる


【竹川由華さん略歴】
滋賀県出身のアイドル。愛称はゆうかりん。第二回サンスポGOGOクイーン審査員特別賞受賞。バイク好きの両親の影響で、自身でもツーリングに行くバイク女子。愛車はGPZ750・CBR250RR。2022年3月「BDSバイクセンサー」のイメージガールに就任。バイク好きアイドルとして活動の幅を広げている。
◎Twitter
◎Instagram
◎びわこのゆうか

竹川由華さんと3つのシートを比較



カワサキの記事一覧足つき動画はこちら!
その他のインプレ記事も盛りだくさん。

SE Ranking

人気記事ランキング

学校の先生の残業代、約50年ぶりにアップ。キッカケは公立学校教員の長時間労働

学校の先生の長時間労働が問題となっている。2023年、文部科学省が小中学校の教員3万5000名に対し勤務実...


【独断セレクト】ライダーにオススメのパーツ4選!

BDSレポート編集部が独断でセレクトした「コレってちょっといいんじゃないの!?」というアイテムをご紹...


二輪自動車整備士の講師が教えるバイクメンテ教室! ~ブレーキ編~

日常点検、皆さんやられてますか? 危険なトラブルの早期発見になる非常に重要なことです。今回は【ブレ...


2002年創業のサイドカー専門店、ブリストルドックスの専門スキルを紐解く

一般のカスタムのようにパーツをボルトオンすれば完成するほど、サイドカーの製作は甘くはない。東京都...


2023年新車国内出荷台数 ~原一、10万台を割り込んだが原二の躍進で37万9800台と前年比3.0%のプラス~

2023年の新車国内出荷台数は国内4メーカー合わせて37万9800台(速報値・二輪車新聞社調べ)。原付一種が...


藤原かんいちのイラストでつづる400ccバイク30選「ホンダ VF400R」

1982年、ホンダは世界初の水冷90度V型エンジンのVT250を発売。高性能、軽量、コンパクトなスポーツモデ...


ヤマハ「XSR900」試乗インプレ!でっかいけど足つき良好!

バイクジャーナリストの小林ゆきさんが、2022年にフルモデルチェンジを行ったヤマハXSR900を試乗インプ...


原付一種の新たな枠組み策定を巡る討論加速。2025年11月以降、原付一種はどうなる?

昨年11月、原付一種を除く継続生産車は「第四次排ガス規制」適用の期限を迎えた。これに伴い、ホンダの...


ペダルのついているその乗り物は『自転車』? それとも『原動機付自転車』?

今年1月26日から6月23日までの150日間、第213回の通常国会が開かれている。そこには数々の法案が提出さ...


SUZUKI「Vストローム250SX」足つきインプレ! ~ローシート&標準シート比較~

スポーツアドベンチャーツアラーのスズキ「Vストローム250SX」を、バイクジャーナリストの小林ゆきさん...