公開日: 2023/06/29
更新日: 2023/07/03
ホンダは6月21日、Trex Kawasaki River Cafe(神奈川県)でスクランブラースタイルの新モデル「CL250」の報道試乗会を開催した。
CL250/500は、“Express Yourself”をコンセプトに、若者に焦点を当てて開発されたモデル。CL250は、2011年に登場したCBR250Rに初採用以来、改良を重ねながらレブル250など多くのモデルに採用されてきたエンジンを搭載。市街地でトルクフルかつ、安心感のあるフィールを実現している。
また、CL500は2013年に登場したCBR500RやCB500Fに初採用され、現在ではレブル500でも使用されているエンジンを搭載。不快な振動を抑えつつ、全域での駆動力を高めることで、軽快な走りを提供している。
スタイリングは個々のスタイルに寄り添えるよう、“シンプル・タフ・素材感”をキーワードに、シンプルなシルエットとしながら、セミブロックパターンのタイヤやアップタイプのマフラーを採用。過度な装飾をしないことにより、力強い足回りと軽快なプロポーションが特徴となっている。
当日はCL500をはじめ、アウトドアに似合うナックルガードやアップフェンダーをなど装着した「クロススタイル」、快適なツーリングに寄与するグリップヒーターやサドルバックなどを装着した「ツアースタイル」も撮影車として展示。CLシリーズは、アクセサリーの開発にも力を入れている。
CLシリーズについて、開発責任者代行の小数賀巧さんは次のように説明する。
「常にバイクの楽しさをより多くのお客様に広げていきたい、というビジョンのもと、これからのバイク文化の担い手となっていく若者に焦点を当て、自由で楽しい移動の喜びを提供する、新しいCLシリーズを提案します」
CL250は5月18日より、CL500は5月25日より発売を開始している。メーカー希望小売価格(税込)は、前者が62万1500円、後者が86万3500円。
都心のアスファルトの道路を走っただけですが、CL250はエンジン、足回り、ハンドリングがすごくしっかりしています。軽二輪クラスということもあり、ビギナーライダーや小柄な人が選ぶモデルになるのかなと思いますが、バイクの基礎的なことを学べる一台だと感じています。
また、最先端の250㏄モデルなので、軽二輪だからパワーがないとか、トルク感はどうなのと心配する人もいるかと思いますが、そういった先入観を一掃できるような、上質なモデルになっています。
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