公開日: 2023/07/07
更新日: 2023/12/14
販売店でも、ツイッターを利用して各種情報発信をしているというところは多いのではないだろうか。ツイッターは50%弱の利用率があるだけに、一般ユーザーの情報発信も実に多い。言ってみれば、情報の「宝の山」だ。それをお店の情報発信ツールとして使うだけではもったいない。
アップルから初代『iPhone』が登場したのが2007年。同年、「スマホ」という言葉も登場。あれから16年。いまどきの10代はスマホネイティブとも言える世代で、スマホやネット環境があるのが当たり前。20代や30代、いやそれ以上の世代においても、ネットは情報発信や情報収集ツールとして欠かせない存在になっている。
そして、ネットの台頭とともに発展してきたのがSNS。その代表格の一つであるツイッターの日本語版サービスがスタートしたのは、2008年。総務省が昨年8月に発表した『令和3年度情報通信メディアの使用時間と情報行動に関する調査』によると、今や、全年代の約半数が利用するまでに成長している。利用率でみると、『LINE』の92.5%、『YouTube』の87.2%に次いで第3位だ。
販売店でも、ツイッターを利用して各種情報発信をしているというところは多いのではないだろうか。ツイッターは、前述したように50%弱の利用率があるだけに、一般ユーザーの情報発信も実に多い。言ってみれば、情報の「宝の山」だ。それをお店の情報発信ツールとして使うだけではもったいない。ツイッターに散らばる情報をピックアップすることで、例えば、よく画像や動画がアップされている車種は何なのか、どういうカテゴリーが人気なのかなど、お店ではキャッチしきれていないかもしれない情報でも、チェックすることが容易だ。
では、ツイッター上でよく見るバイクには、どのような車種があるのだろうか。
厳密に調べたわけではないが、ツイッターにあげられているバイク関連情報をザックリと見てみたところ、よく見かける車種はホンダなら『レブル250/S』『GB350/S』『CBR250RR』などのほか、『CT125』をはじめとするカブ系。カワサキは『ニンジャ250/400』『Z900RS』などのほか、新しいところでは『エリミネーター』。ヤマハは『YZF-R25』『ドラッグスター250/400』『SR400』『XSR900』。スズキは『GSX250R』『ジクサーSF250』『KATANA』などがある。これらは、お店の売れ筋とそう変化がないかもしれない。ネットでなくても、高速道路のサービスエリア、道の駅などでもよく見るバイクたちだからだ。
街なかで見るよりも高頻度で目にするのが、ブランドで言えば『ロイヤルエンフィールド』。これは、「かわいい」など、特に女性からの支持が高い。その他、車種で言えば、「エッセン」。これはBMW『S1000R/RR』の愛称で、高額な車両にも関わらず20代あたりの若い人からの支持が想像以上に高く、女性ユーザーもたびたび見かける。
いま、ピックアップした中で注目したいのは『GB350/S』。レブルやニンジャも高い人気を誇っており、中古車両もそれなりの数が出回っているが(例/『レブル250/S』はBDSバイクセンサー掲載台数497台・6月20日現在)、逆に言えば、それだけ競争も激しいモデルだ。『GB350/S』は2021年の登場なので、レブルやニンジャほどの中古車両がない(同182台・6月20日現在)ので、狙い目だと言える。
ツイッターでの情報収集には、コツがある。情報量が膨大なので、ただ漫然と見ているだけでは欲しい情報になかなかたどり着けない。そのような時に活用したいのが『ハッシュタグ』。『#』のついた文字列のことだ。「#バイク乗りとして軽く自己紹介」「#バイク乗りと繋がりたい」「#バイク好きな人と繋がりたい」「#バイク女子」などが、頻繁に使われている。また、「#GB350」「#Z900RS」など、車種別のハッシュタグも多用されているので、それらで検索することが、効率良く情報をキャッチするポイントだ。
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