カワサキ足つきインプレ小林ゆき動画

KAWASAKI「Ninja ZX-4RR KRT EDITION」足つきインプレ!

公開日: 2023/07/20

更新日: 2023/07/21

カワサキのニューモデル「Ninja ZX-4RR KRT EDITION」の足つきチェックを、「Ninja ZX-25R」オーナの小林ゆきさんが比較インプレしました!

共通車体のZX-25Rとスペック比較!

共通車体のZX-25Rとスペック比較!
共通車体のZX-25Rとスペック比較!

私はカワサキ「Ninja ZX-25R」を持っております。今回出た4RRと共通車体ということで足つき変わんないんじゃないの? と思いきや、4RRはシート高が800mm。25Rよりも15mm高くなっています。理由を聞いたところRRなので、サスペンションが豪華な取り付けに変わった流れで高くなっているということでした。 

重さに関しても、やはり400ccエンジンの方が若干重いですし、マフラーも25Rより太いものが付いています。またフロントがダブルディスクになったということで車重は189kg。25Rは車重183kgと、そこまでの違いはありませんが、実際またがってみるとどうなのか検証していきます。

25Rとはやっぱり違う車重感!

25Rとはやっぱり違う車重感!
25Rとはやっぱり違う車重感!

私のスペックは身長160cm、手足短め。同じぐらいの身長の方よりも4cmずつ短いです。バイクの横に立つと、自分の股下よりもシートの方が高い位置にあります。

またがってみると、雰囲気はそこまで25Rと変わらないですね。左足は地面にベタつきで、真ん中に座っても右足はしっかり踏み込めるところにステップが付いています。ハンドルも少し身体を前にすればしっかり握れる自然なポジションです。

ではまたがった状態でバイクを起こしますが・・・25Rと感覚が全然違います! 数㎏の差でこんなに違うものかというぐらい、どっしり感があります。足つきは、起こした状態だと左足の母指球の付け根が地面に着いていますが、膝は伸びています。25Rは「踏みかえる時に両足が着く!」と、以前動画撮影しましたが、4RRはシューズのおかげでギリギリつま先が着いている状態です。

サスペンションはシュンと沈むわけではなく結構コシがあるので、その辺は25Rと全然違いますね。ただし、リアサスはアジャストが出来るそうなのでもっと柔らかくは出来るはずです。シートは25Rと一緒で、やや梨地なのでツルツル滑る感じではないです。

踏み変えは、25Rよりもどっしりとその場に留まってくれる感じがあり、そこまで重いわけではないので、バランス感覚に少し慣れてしまえば大丈夫だと思います。あとはステップの位置が若干スポーティーに後ろに付いているので、私の足の長さだとふくらはぎの辺りに少し当たるくらいで全然邪魔にならないです。

サイドスタンドが払えるかどうかですが、もちろん届きます。そして、ちゃんとしまうことができます。嬉しいですね! またがったまま出せるか出せないかというのが、日常の使い勝手にだいぶ左右しますので、身長が私より大きい人だったらもう何ら問題はないんじゃないかなと思います。

189kgということですが、いわゆるリッターバイクに比べたらずいぶん軽いですし、どっしり感というのは、逆にツーリングに楽ちんだろうと思います。

ということでNinja ZX4-RRの足つきチェックでした!

【小林ゆきさん略歴】
横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。
◎小林ゆきブログ
◎Twitter
◎Kommonちゃんねる



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