ホンダEVニューモデル

ホンダ「EM1 e:」登場! 日々の生活スタイルにマッチするちょうどe:(いい)Scooter

公開日: 2023/08/31

更新日: 2023/09/04

ホンダは8月24日、キラナガーデン豊洲(東京都)で国内向けでは同社初となる、一般ユーザー向け電動バイク「EM1 e:」の報道試乗会を開催した。

通勤や通学、買い物など日々の生活にマッチする航続距離を実現

EM1 e:は、“日々の生活スタイルにマッチするちょうどe:(いい)Scooter”というコンセプトのもと開発された、原付一種クラスの電動二輪パーソナルコミューター。動力源には、交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」を1個搭載。後輪には、モーターの出力を効率的に制御するインホイールモーターを採用することで、一充電あたりの走行距離(30km/h定地走行テスト値)は53kmを実現している。

EM1 e:は、スタンダードとECONの2つの走行特性を備えており、モード切替スイッチの操作により変更することができる。スタンダードモードは、原付一種クラスとして一般道で安心して走行するために十分な動力性能を発揮することを狙いとし、力強さと穏やかさのバランスを取りながら扱いやすく、スムーズに発進する出力特性を有している。また、ECONモードは、スロットル操作に対するモーターの出力をよりマイルドにし、初めてバイクに乗るライダーの安心感をさらに高めるとともに、バッテリー消費を抑えることで、スタンダードに対して航続距離を伸ばすことが可能となっている。

この他、シート下には小物の収納が可能なラゲッジボックスを搭載。さらに、フロント部分には500mlのペットボトルが入るフロントインナーラックと、USB Type-Aソケットを装備している。

「EM1 e:」開発責任者の後藤香織さん
「EM1 e:」開発責任者の後藤香織さん

EM1 e:について、開発責任者の後藤香織さんは次のように説明する。

「EM1 e:は、カーボンニュートラル社会の実現に向けて貢献したい、という思いから作り上げたモデルです。実際の使い方を想定し、通勤や通学、買い物など日々の生活にマッチする航続距離を実現できたというふうに考えています。お客様には、EM1 e:の毎日の生活をより手軽に便利にしていくモビリティー、というところを感じ取っていただければと思います」

EM1 e:は8月24日より、全国のホンダ二輪EV取扱店で販売を開始している。カラーは、パールサンビームホワイトとデジタルシルバーメタリックの2色展開。メーカー希望小売価格(税込)は29万9200円(車体価格が15万6200円、Mobile Power Pack e:が8万8000円、Power Pack Charger e:が5万5000円)。

竹川由華さんによるEM1 e:試乗インプレ

竹川由華さんによるEM1 e:試乗インプレ
竹川由華さんによるEM1 e:試乗インプレ

EM1 e:は本当に無駄なものがなくスマートで、前方も確認しやすかったです。車体も軽いので小回りなどの取りまわしもしやすく、センタースタンドも立てやすいので、女性でもすごく乗りやすい一台ではないかなと思います。

その中でも私が一番ビックリしたのは、スタンダードとECONの2つの走行モードです。スタンダードは軽くスムーズに走れる感じですが、ECONはしっかり地面を踏みしめながら走っている感じがします。また、どれだけアクセルを回しても30km/hまでしか出ないので、普段バイクに乗らない、という人でも安心して乗ることができるでしょう!

【竹川由華さん略歴】
滋賀県出身のアイドル。愛称はゆうかりん。第二回サンスポGOGOクイーン審査員特別賞受賞。バイク好きの両親の影響で、自身でもツーリングに行くバイク女子。愛車はGPZ750・CBR250RR。2022年3月「BDSバイクセンサー」のイメージガールに就任。バイク好きアイドルとして活動の幅を広げている。
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