ヤマハ試乗インプレオフロード動画

YAMAHA「YZ450FX」 直観操作のチューニングアプリ!

公開日: 2024/05/28

更新日: 2024/06/07

2023年にフルモデルチェンジした「YZ450F」のエンジンとボディをベースに、クロスカントリー用モデルとして扱いやすい特性に使用を変更した「YZ450FX」。直観的にチューニング可能な「パワーチューナー」アプリにも対応! 今回はBDSテクニカルスクールの井田講師が試乗インプレしてきました!

日本人向けに開発されたサスペンション!

日本人向けに開発されたサスペンション!
日本人向けに開発されたサスペンション!

この車両はエンデューロとかクロスカントリーと言われている、モトクロスコースと呼ばれている山の中を走るためのオートバイなんですけど、今回ヤマハさんが日本仕様で出してくれました!

もちろん海外モデルも良いんですけれども、やっぱり海外の方向けの味付けだったりするのでバイク自体大きく感じたりする方がいると思いますが、YZ450FXは日本人に合わせたセッティングなんですね。

何が違うの? って言うと、サスペンションが日本のオフロードライダーの使い方をよく研究されてます。どういうレースがあって、どういうステーションで使ってるよっていうのを研究して、それに合わせた味付けのサスペンションにしています。具体的に言うと、サスペンションのバネレート(スプリングの硬さ)が変わってるんですよ。なので、林道だとかちょっと丸太が転がったガレ場とか、そういったところでも走りやすいように味付けしてくれています。

アプリ設定で初心者も上級者も楽しめる!

アプリ設定で初心者も上級者も楽しめる!
アプリ設定で初心者も上級者も楽しめる!

走りやすさを助けるもう1つが「アプリ対応」です。

正直言って私、450ccのモトクロッサーにビビってたんですよ。450ccって言ったらロードレースで言うスーパーバイクと一緒ですよね。450ccとはいえ、レスポンスもビンビンで想像以上に速すぎてちょっと腕がない人は乗れないかなって思ってたんですけど、YZ450FXは守備範囲が広い。モトクロスって言うと、凄いジャンプを決めたりとかそういうシチュエーションで走るために造られているんですけども、日本のことを考えて丸太越えたり、マディってヌタヌタの道走ったりとか色んなことできるようにやってますから、守備範囲が広いです。

ではアプリで何ができるのかっていうと、まず1つはエンジンの特性を変えられます。パワーを出したりというよりは乗り味が変わるんですよ。具体的に言うとエンジンのアクセルをひねった時のパワー出方を優しくしたり、ドーンって出したりってのが調整できます。なので、最初に乗った時に結構反応が良くて自分の思ってるよりバイクが前に行く印象だったんですけども、ちょっとマップ切り替えたいですって開発の方々にお話したら「じゃあこれでやってみましょう」ってアプリ設定を変えてくれたんですよね。それで走ったら全然違くておもわず笑顔になっちゃいました(笑)。

普段、私の乗ってるバイクってのがFUN BIKEって言われてる排気量もちっちゃくて、市販車の保安部品外したみたいなバイクに乗ってるんですけど、それでも楽しんで乗れました。450ccは敷居が高いなってもちろんありますけれども、マップを置き、エンジンの出力をアプリで切り替えられるので、一番優しいモードからスタートしていくと、多分このバイクは長く楽しめると思います。ちょっと腕に自信がついたら、アクセルの反応を良くしようとか色々できるんですよね。

さらにアプリにはもう1つ困った時のお助け設定があります。こういうシチュエーションでこういう時にどうしたらいいですかっていうチャート表がありまして、どんどん選択していくと、「これをこうしてください」「あれをこういう風にしてください」と答えてくれるんですよね。また面白いのがそのデータっていうのを他の人と共有したり、もしかしたらプロライダーが設定したデーターをアップしてくれれば、真似できたりするので非常に面白いですね。

またエンジンだけじゃなくて、サスペンションの助けも入っています。具体的に何クリックとか、このサスペンションって色々調整するところがあって今回のモデル、指で色々調整できるんですけど、どういう方向にしたらいいのか。例えば、走っていておっきい段差を超えた時に跳ねちゃうとか、そういった時にどうしたらいいのか教えてくれるんですね。改善策が書いてあって、その通りにやった後にまたどうですか? っていうのを選べるので良くなったらいいですし、それでも改善しない場合は、別のアプローチを教えてくれて相当楽しめると思いますね。

ヤマハじゃなくてもこのアプリが使われちゃうんじゃないかなと個人的に思いましたけど、ヤマハの考え方としては購入するのってやっぱりハードル高いですから、まず取っかかりとしてアプリを入れてみて、ちょっと遊んでみてこんなことできるんだと知ってもらいたいのだと思います。

守備範囲が広いオススメの1台!

守備範囲が広いオススメの1台!
守備範囲が広いオススメの1台!

乗った感じで言うと、自分の使い方にある程度合わせられるというところがいいですね。あと細かいところを見るとやっぱり手抜きがないです。もう重箱の隅をつついて、色んな部品を軽くして重量バランスも最適化して、本当にこの日本の市場に対して真剣にヤマハさんが取り組んでるってのがよく伝わってくるバイクです。本当に妥協がないんですよね。

そんなオートバイになりますので、是非今モトクロッサー乗ってる方は450FXありだと思います。250ccからのステップアップでもいいですし、逆に250ccを乗るよりも450ccの方が守備範囲は広いかもしれないです。色んな使い方ができますから、オフロードも大好きでモトクロスだけじゃなくて山の中も走りたい! レースも出たい! という方にはものすごくオススメです。

ちょっとドキドキしますけど、楽しいバイクでした!

【BDSテクニカルスクール講師 井田安彦】 BDSテクニカルスクール講師
保有資格
2級二輪自動車整備士、2級ガソリン自動車整備士、2級ジーゼル自動車整備士、自動車検査員、二輪車安全運転指導員

★2・3級二輪自動車整備士を目指す方必見!
3年連続、3級二輪整備士国家試験で合格率100%を達成
令和5年度第2回試験では、全国合格者の3.5人に1人がテクニカルスクール受講生
BDSテクニカルスクールHPhttps://www.bds.co.jp/technicalschool/

守備範囲が広いオススメの1台!



ヤマハの記事一覧試乗インプレ動画はこちら!
その他のインプレ記事も盛りだくさん。

バイクショップの求人
BDSバイクセンサー

人気記事ランキング

SNSで話題となる「ライダーの迷惑行為」、周囲への配慮に対する認識の甘さが要因

近年、情報収集の場としても活用されるようになったSNS。その中でも「ライダーの迷惑行為」に関する投稿...


二輪免許交付件数、4万6000件ダウンの30万件。前年比86.9%でついにコロナ前実績下回る

2025年の二輪免許交付件数は、前年比で約5万件下落の30万8246件と2019年以降、最大の下落幅となった。20...


ビックバイク絵伝「GL1100 ゴールドウイング インターステート」 イラストby藤原かんいち

1975年、初代ゴールドウイングGL1000が登場。アメリカでは多くのユーザーが大型フロントカウルやサドル...


Kawasaki「W230試乗インプレ!」 MEGURO S1の足つき比較も!

カワサキプラザ船橋店さんご協力のもと、空冷ならではの大型の冷却フィンを持ち、Wのこだわりが各所に施...


2024年二輪国内保有台数。全体はマイナスだが、原付二種以上の合計では過去最多を記録!

2024年の二輪国内保有台数が約1028万台となっていることが、経済産業省『二輪車産業の概況』によって分...


二輪免許取得者数33万6943人でコロナ前の水準に戻る。年齢別ボリュームゾーンは20~24歳

二輪免許の取得。これは免許区分に関わらず、バイクに乗る、という意志の表れである。つまり、この数字...


2025年の新車国内出荷台数、前年から約2万台上乗せの33万7100台に!

2025年の新車国内出荷台数が33万7100台(推定値 二輪車新聞調べ)となったことが分かった。2024年に32...


バイク死亡事故が増加、全体の3割超に。NEXCO東日本が上半期事故状況を公表

NEXCO東日本は7月29日、定例会見を開催し、管内における上半期の交通事故状況を公表した。その中で注目...


軽二輪の出荷台数は前年同期の5割増! 2025年1〜9月・出荷台数&販売台数

コロナ禍において需要が拡大した二輪業界だが、その動きも落ち着いてきており、今後どう推移するかを見...


【BDSバイクセンサー】2025年アクセス数ランキング。アクセス数、出荷・販売台数をベースに人気車種を考察

2022年のリリースから節目となる5年目を迎えた「BDSバイクセンサー」。昨年もユーザーの認知度向上に邁...


DYM
SEO Ranking