公開日: 2025/09/30
更新日: 2025/10/01
スズキは400ccのネイキッドスポーツに力を入れていた。82年デビューのインパルス、89年バンディット、97年にはイナズマがデビュー。そこへ新たにSV400/Sが加わった。400ccクラス初のVツインスポーツで、新設計の水冷V型2気筒DOHCエンジンを搭載。最大トルク4.2kg-m/8,000rpmはクラス最強。最高出力は53PSで低・中回転から高回転まで伸びのある出力特性を実現していた。
SVの個性を最も際立させているのが高い剛性とデザイン性を持ったアルミ製トラスフレーム。これが凝ったフレームで400㏄クラスとしては斬新、とても贅沢なものだった。欧州では人気の高いVツインだが、日本ではいまいち盛り上がらず、苦戦を強いられた。2006年最終モデルまで継続。その後、同系エンジンはグラディウス400へと引き継がれていった。
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