公開日: 2025/10/20
更新日: 2025/10/20
スズキは10月16日、DR-Z4S/4SMの報道試乗会を開催した。新型「DR-Z4シリーズ」は、2000年登場の「DR-Z400S」、2008年登場の「DR-Z400SM」が築いた本格的な走行性能を継承しつつ、様々な規制をクリアした次世代モデル。「DR-Z400シリーズ」生産終了後もユーザーからの評価は高く、再販を望む声に応えるため、再び市場に投入されることとなった。
新型「DR-Z4シリーズ」はエンジンの刷新、フレームやスイングアームの新設計など、すべてのパーツとシステムを再構築することで、パフォーマンス、効率、外観が大きく向上。また電子制御スロットルシステムには、あえてスロットルケーブルを介したライド・バイ・ワイヤ式を採用している。この理由について、テストライダーを務めた點東稔さんは、「オフロードはオンロードとは異なり、土の上や、雨による悪路など、様々なコンデションがあるため、人間の感性にフィットするのはケーブルという考えから、あえて完全な電子制御にしていません」と説明する。
メーカー希望小売価格(税込)は両モデルともに、119万9000円。国内年間目標販売台数はDR-Z4Sが400台、DR-Z4SMが800台。10月8日より販売を開始しているが、すでに両モデルとも受注台数が目標販売台数を上回るなど、大きな注目を集めている。
人間の感性にフィットするよう、あえてスロットルケーブルを介したライド・バイ・ワイヤ式を採用
エンジンは排ガス規制への適合だけでなく、走行性能や操作性といったあらゆる面での進化を追求
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