公開日: 2025/12/02
更新日: 2025/12/03
10月21日、同月5日に行われた「令和7年度第1回自動車整備技能登録試験」の結果が発表され、「2級二輪自動車」合格率の全国平均は、80.1%であることが分かった。これに対し、BDSテクニカルスクール受講生は28人が受験し、全員が合格。2016年の2級講習開始以降初となる、2年連続での合格率100%を達成した。
テクニカルスクールは開校した2013年からの平均合格率は3級が97.1%、2016年から講習を開始した2級が95.9%と、全国平均を大きく上回る実績を毎年記録。このように、高い合格率を誇る理由は独自のカリキュラムにある。一貫してすべての講習を同一指導員が行うだけでなく、振興会で定められている120時間という規定講習時間以外に、講義後に補習を実施。また、仕事の都合で参加できない、ということがないように、3週間にわたり試験対策勉強会も行っている。
この他、今期は「故障探求実習」において、受講生の役に立つのではないか、との思いから、講師を招いて新商材(バイク用スキャンツール)のデモンストレーションを実施。教科書に掲載されている内容以外のことも学べるのが、テクニカルスクールの特長だ。
今回実施された2級試験の内容について、講習を担当する井田安彦指導員は、次のように語る。
「最も正答率が低かったのは、問33(製図)です。10年振りに製図に関する問題が出題されただけでなく、過去問とは内容が異なっていたため、間違えてしまう受講生が多かったのだと思います。講習で扱った内容ではありますが、私としても、“この問題が出るの!?”と驚きでした。けれども、過去問を通じて理解を深めるなど、受講生の皆さんの頑張りがあったからこそ、全員が合格できたのだと思います」
2026年度上期2級講習は3月末頃より募集開始予定。受付に関する詳細はBDSレポート2月号に封入するので、ぜひご確認いただきたい。
二輪整備士を目指す方のための実践的な技術講習所「BDSテクニカルスクール」。現場で求められる二輪に特化した技術と知識を、プロから直接学べるカリキュラムでサポートします。
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