公開日: 2026/05/21
更新日: 2026/05/26
今回はトライアンフ茅ヶ崎様にご協力いただき、「Thruxton Final Edition」のオーナーであるバイクジャーナリストの小林ゆきさんが、トライアンフ「ボンネビルT120」の試乗インプレを行いました! 足つき・取り回しインプレも行っているので、そちらも参考にしてみてください!
こんにちは、バイクジャーナリストの小林ゆきです。今日は、トライアンフの「ボンネビルT120」を試乗インプレしてまいります。
実は私、トライアンフのオーナーでもあり、兄弟車である「Thruxton Final Edition(スラクストン)」を所有しております。T120はスラクストンとエンジン特性が似ていますが、どれだけ進化しているのか、乗り心地はどうかというのを今から試していきたいと思います。
今回はトライアンフ茅ヶ崎さんのご協力により、T120と兄弟車であるT100の2台をお借りしました。興味のある方は、ぜひ店舗で試乗されることをおすすめいたします。
試乗を開始します。液晶画面は小型ながら、レインモードやロードモードの切り替えが可能です。また、クルーズコントロールや、オドメーター・トリップメーターを切り替える機能も備わっています。走り出しの極低速が何の不安もないというのがいいですね。最近のトライアンフは極低速がめちゃくちゃ安定していて不安感がありません。
アナログ2連式のメーターは、右側にタコメーター、左側にスピードメーターが配置されています。エンジンはドコドコしているのにハンドリングの不安やエンストしそうな感じが一切なく、安定して進むことができます。
詳しい足つきインプレについては別動画で配信しています。足つきは、膝が曲がって足の指の付け根がしっかりつくくらい良好です。停車時に足を下ろした際に、ちょうどいい位置に足を下ろすことができます。若干すねにステップが当たりますが、小柄な方でも力をかけやすい位置にあります。止まっている間も何の不安もありません。
路面の悪いところを走ります。バーハンドルと「殿様乗り」のようなライディングポジション、足回りのホイールからサスペンションから何まで、吸収が良いのか何の不安もありません。このままダートも走れちゃうんじゃないかというくらいです。
林道のような場所で景色を眺めたり、先を見通したりするための立ち座もやりやすいです。路面が砂のようになっている場所でも不安がなく、「ザ・トラディショナル」という乗り味ですね。
2速でも1速でもギクシャク感が全くないのは、恐ろしいバイクだなと思います。6速ミッションなので上のギアも試したいですが、このツインエンジンはトルクがミソですね。日本の中低速な道では3速以上いらないかもしれないと思うほど、粘り強く反応してくれます。徐行しながらの左折も、2速のままギクシャク感なく行けてしまいます。以前のモデルよりも機械としての精密さがさらに高まっていると感じます。
自分のスラクストンと比べても、かなりの進化を感じます。アシスト機能の介入も体感では分からないほど繊細で、電子制御が上質です。長距離ツーリングでの疲労軽減にも繋がるでしょう。
ガレ場のような所でも不安がなく、トラクションコントロールの介入も非常に上品です。足回りにも高級感があり、膝のバネと連動してしっかり動いてくれます。
バイクが随分と考えて助けてくれているという賢さを感じながら運転しました。
今回は兄弟車のT100も乗りましたが、T120は排気量もたっぷりで電子制御も盛り盛りです。歴代のモデルに乗ってきましたが、今回のエンジンの精密さ、正確さ、上質さは、今までのモデルを上回っていると感じます。
トライアンフは、こういったトラディショナルなモデルであっても現代の性能を盛り込んでいく姿勢を強く感じさせます。6軸センサーなどを使った賢い頭脳は、ベテランならその恩恵を感じ取れますし、初心者の方なら意識しないところでライディングを助けてくれるはずです。
ただ、T120はパワーとトルクに余裕がありすぎるので、初心者が乗る場合は、最初は丁寧なスロットルコントロールを心がけたほうが良いでしょう。T100とT120で悩む方も多いと思いますが、私としては、排気量の大きさやギアの数でどちらが偉いということはないと思います。5速のT100も楽しいですし、あとは色やお財布と相談するレベルでどちらもありです。
とても気になる方はトライアンフ茅ヶ崎様で試乗できます。ぜひ試乗して考えてみてください。足つきインプレも他の動画でありますので、ぜひそちらも見てみてください!
●撮影協力:トライアンフ茅ヶ崎様
【トライアンフ茅ヶ崎在庫情報】https://www.bds-bikesensor.net/bike?shopCode=200184
【小林ゆきさん略歴】
横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。
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エンジンの精密さ、正確さ、上質さは、今までのモデルを上回っていると感じる!
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