公開日: 2021/03/18
更新日: 2022/09/06
ホンダは1月20日、ツインリンクもてぎで、2021年ニューモデルの報道向け事前撮影会を実施した。同撮影会では、「CB1300シリーズ」「レブル1100」「NC750X」「ゴールドウイングツアー」「ディオ110」「グロム」「CB125R」「フォルツァ」「CB1000R」「GB350」「X‐ADV」といった、日本初公開モデルを含む計11車種が披露された。今回はその中から、注目度の高いモデルをピックアップして紹介する。
まずは、日本初公開となった「GB350」から。単気筒エンジンを搭載したトラディショナルな印象が特長の同モデルは、年齢性別を問わず広く開かれたプロダクトブランドとして、“自由である事の楽しさ”を提案する。現時点(2月17日)で、スペックや発売時期・価格などの詳細情報は公表されていない。これらについては順次発表予定となっている。
続いては、3回目のフルモデルチェンジとなる「グロム」について。最大の特長は、全く新しい5速ミッションのロングストローク空冷単気筒エンジンを搭載しているということ。同エンジンは、全域でトルクのパワーアップを図りながら、環境性能も向上させている。今回のフルモデルチェンジにより、ユーザー待望の5速設定になったことで、ツーリングなどの長距離走行で、よりスポーティーな走りを追求できるようになった。
他にも、スチール製モノバックボーンフレームや倒立フロントフォーク、リアのモノサスペンションは前モデルを踏襲しながら、デザインを刷新した5本スポークのホイールを採用。さらに、側面の円形ガーニッシュのボルトを脱着することで、カウルの取り外しが簡単に行えたり、マフラーも変更しやすいスリップオンマフラーになっているなど、よりカスタムがしやすいモデルへと進化を遂げている。
なお「GROM」も「GB350」同様に、現時点では詳細情報が公表されておらず、順次発表予定となっている。
最後に、FUNモデル「レブル1100」。ロー&ロングスタイルのボディに、アフリカツインで定評のあるトルクフルな直列2気筒エンジンを搭載し、ミッションにはマニュアルとホンダ独自の先進技術“DCT”を設定。スタイリングは、レブルシリーズの「SIMPLE」「RAW(未加工の素材)」「CASUAL」に「SERIOUS」を加え、排気量相応の重厚感と、ライダーが乗った状態でもランスの取れた、人馬一体感のあるクールなプロポーションを実現している。
レブルシリーズの頂点モデルとして、余裕のある排気量でクルーザーの魅力をさらに広げ、同クラスからの乗り換えだけでなく、レブル250、レブル500からのステップアップモデルとしての活躍も見込まれている。発売価格(税込)は「レブル1100」が110万円、「レブル1100 Dual Clutch Trans mission」が121万円。カラーリングは「ガンメタルブラックメタリック」と「ボルドーレッドメタリック」の2色設定となっている。
上記の3モデル以外にも、フルモデルチェンジが行われた「NC750X」やDCT仕様になった「ゴールドウイングツアー」、市販予定車の「CB125R」「フォルツァ」など、ライダーが待ち望んでいる多くの新モデルが続々と発売を控えている。ホンダの今後の動向から目が離せない。
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