ホンダニューモデル

20年以上の時を超えて大復活!ダックス、原付二種で登場!!

公開日: 2022/09/23

更新日: 2022/10/03

すれ違う人までも笑顔にする、ハッピーな一匹!

ホンダは9月8日、ALOHA Kitchen アロハテラス木更津店(千葉県)で、原付二種の新型レジャーモデル「Dax125」の報道試乗会を開催した。

Dax125は「Family & Leisure Suneakers(家族の一員として愛され、すれ違う人までも笑顔にするハッピーな一匹)」をコンセプトに開発されたモデル。1969年の発売以来、長きにわたり親しまれてきたダックスの名を継承するにあたり、初代ダックス同様、鋼板モノコックフレームと自動遠心クラッチを採用することに加え、2人乗りを可能とすることを追求し、原付二種で復活を遂げた。

安定したタンデム走行も可能!

Dax125は2人乗りを想定し、乗り心地と足つき性のバランスを取った段差のないシートを採用
Dax125は2人乗りを想定し、乗り心地と足つき性のバランスを取った段差のないシートを採用

Dax125は、シート高775㎜の段差のないロングタイプのダブルシートを採用することで、乗り心地と足つき性を確保。また、握りやすいグラブバーを搭載し、快適なタンデム走行をサポートする。さらに、2人乗りに求められる強度剛性を確保するため、フレームには1.6㎜厚の鋼板を採用している。

車体には、普段使いに見合った3.8Lのタンクを搭載。また、バッテリーなどの重量物を車体重心に配置することで、運動性能を確保している。さらに、エアクリーナーにバッテリーボックスやキャニスターを固定する機能を備えるなど、各部品に複数の役割を担わせることで省スペース化を実現。これらのタンクやエアクリーナーをシート下のフレーム内に装備し、エンジン周辺をシンプルにすることで、ダックス特有のT字型フレーム形状の個性的なスタイリングを再現している。

軒先に犬小屋くらいのスペースがあれば保管できる車体サイズ

ストレスなく使える出力特性を確保した、123cc空冷4ストロークOHC単気筒エンジンを搭載
ストレスなく使える出力特性を確保した、123cc空冷4ストロークOHC単気筒エンジンを搭載

パワーユニットは2人乗りを想定し、市街地などでストレスなく使える出力特性を確保。12インチのタイヤサイズに合わせてギアレシオを見直し、トップギア40㎞/hからの加速にも余裕を生み出す走りを実現している。

Dax125について、開発責任者を務めたホンダものづくり統括部の八木崇さんは次のように説明する。

「家族が増えるタイミングで、泣く泣くバイクを手放してしまう若い家族にこそ可愛がって頂きたいモデルです。いままでバイクに接したことのない飼い主にもすぐに慣れる性格で、軒先に犬小屋くらいのスペースがあれば保管できる車体サイズに収めています。チーム一同、家族のハッピーに少しでも役立ちたい、という思いで開発しました」

メーカー希望小売価格(税込)は44万円。カラーは、パールネビュラレッドとパールカデットグレー。9月22日より発売を開始している。

モーターサイクルジャーナリスト、小林ゆきさんによる試乗インプレッション

取材当日はBDSバイクセンサーイメージガールの竹川由華さんとタンデム走行も実施
取材当日はBDSバイクセンサーイメージガールの竹川由華さんとタンデム走行も実施

Dax125は2人乗りを楽しめるモデルということで、試乗会ではBDSバイクセンサーイメージガールの竹川由華さんとタンデム走行も行いました。その際、低速から中速における力強さと、モノコックフレームでも剛性がキチンとあることを感じました。

試乗を通じて私が最も気に入ったのが足回りです。12インチというタイヤサイズも相まって、スポーツバイクに乗って走行しているのではないかと思えるくらい、足回りがしっかりしていました。こんなに可愛らしいスタイリングですが、走りはタンデムをしたとしても、峠などでも本格的に走れるのではないかと思う程でした。

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