ヤマハニューモデル注目

「日本限定カラー」の発売は、日本市場重視の表れ? 「XSR900 ABS」2025年モデル、4月14日より販売開始

公開日: 2025/03/13

更新日: 2025/03/18

ヤマハは3月13日、カフェスーパーレーサー(東京都港区)で「XSR900 ABS」2025年モデルのプレス発表会を開催した。

2025年モデルは、先代モデルを保有したことがあるユーザーの声を反映させつつ、高い評価を得ている走行性能やハンドリング性能などは大きく変えずにブラッシュアップを実施。メーターが見にくいという意見を踏まえて、視認性を高めた「5インチTFTディスプレイ」を新たに採用。

さらにシートが硬いという声を反映し、段差を緩くするとともにクッションの硬度を落とすことで柔らかくして快適性も向上させている。シート高は815mmと先代モデルから5mm高くなっているが、足を降ろした時に当たる角を落としたり、リアサスペンションのセッティング、リンクのレバー比を変更。これらにより足つき性は、社内で先代モデルと同等か、それ以上になったと評価されたという。

日本限定カラーの受注期間は9月30日まで

プロジェクトリーダーの橋本直親さん
プロジェクトリーダーの橋本直親さん

また、2025年モデルは「セラミックアイボリー」という日本限定カラーを設定。この理由について、プロジェクトリーダーの橋本直親さんは次のように語った。

「個人的にヤマハはあまり日本市場を見ていない、という声を耳にすることがあります。我々は決して日本市場を疎かにしてないことをしっかりと示したかったからです」

さらに、カジュアルなカラーとしたことについては、ファッショナブルなイメージをXSR900に持たせることで、より多くの方に検討していただきたいから、と説明した。

メーカー小売希望価格(税込)はカラーによって異なり、シルキーホワイトとブラックメタリックXは132万円、9月30日までが受注期間となっているセラミックアイボリーは135万3000円。4月14日より販売を開始する。



ヤマハ記事一覧ニューモデル記事一覧
その他のインプレ記事も盛りだくさん。

人気記事ランキング

50cc時代に幕。2025年4月1日、『新基準原付』スタート!

道路交通法施行規則が改正され、4月1日より適用される。これにより、原付一種にしか乗れないユーザーで...


バイク希望ナンバー制、令和8年度導入へ

クルマには既に導入されているが、バイクへの導入は見送られていたナンバープレートの『希望番号制度(...


2024年新車国内出荷台数、約32万台でコロナ禍以前の水準に

2024年の新車国内出荷台数は32万0300台(二輪車新聞調べ・推定値)となり、コロナ禍以前の水準となった...


セブンイレブンが全国の店舗で値引き販売実施! 目印は緑色の「エコだ値」シール

日本全国に2万1551店(2024年4月末時点)もの、コンビニエンスストア「セブンイレブン」を展開するセブ...


Z900SE試乗インプレ。モード選択で走りが変わる!

ストリートファイターとしての最先端技術とプレミアムな装備を兼ね備え、さらに進化した“Sugomi”を体現...


世界的に拡大する電動アシスト自転車市場、日本の国内販売台数は80万台超と“ママチャリ”以上

電動アシスト自転車という言葉を聞くようになって久しい。初めて国内で販売されたのは1993 年。あれから...


SUZUKI「Vストローム250SX」足つきインプレ! ~ローシート&標準シート比較~

スポーツアドベンチャーツアラーのスズキ「Vストローム250SX」を、バイクジャーナリストの小林ゆきさん...


『登録手続き申請書メーカー』運用開始。これからの申請書はスマホでサクサク作成!

自動車検査登録手続きのデジタル化に取り組む国土交通省は2月6日、関東運輸局の千葉運輸支局で移転登録...


【K&H】豪華なパーツを取り付けても理想の愛車に辿り着けないのは「シートの問題」かもしれない

疲れない、クッション性、スポーツ性、デザイン。もし、全ての要素を兼ね備えたシートがオーダーメイド...


川崎重工から独立分社化し「カワサキモータース」発足。2035年までに先進国向け主要機種の電動化を完了

川崎重工業株式会社は10月1日、「モーターサイクル&エンジンカンパニー」を分社化し、カワサキモーター...


SE Ranking