電動バイクEVビジネス

ゴールドウイン、CAKE 0 emission AB社と日本国内の独占的パートナー契約を締結

公開日: 2022/11/29

更新日: 2022/12/01

スウェーデンの『CAKE 0emission AB 社( 以下、ケイク)』。このケイクが何の会社かというと、情報に敏感な人であれば存在を知っているかもしれないが、プレミアム電動バイクメーカーだ。同社のWEBサイトを見ると、コミューターモデル、オフロードモデル、ワークモデルなどの電動バイクがあり、そのいずれもユニークなデザイン。

例えば、コミューターの『Ösa flex(オーサフレックス)』。フェニックスエンジニアリングの『ガンナー50』を連想させるような前後を貫く1本のパイプが特徴的で、バッテリーは、ただそこに置きました、的なデザインだ。

このケイクと日本国内における独占的パートナー契約を締結したことを10月31日に発表したのが、『株式会社会社ゴールドウイン』。ゴールドウインは2021年に発表した中期経営計画において、地球規模の気候変動問題に向き合い、サスティナブルな社会の発展に寄与していくことを掲げており、環境配慮素材の推進、リサイクル・アップサイクル事業の推進、カーボンニュートラルに向けた取り組みを加速させている。

アジア進出のため、ハイクオリティかつモノづくりの造詣が深いパートナーと提携

同社のモーターサイクル事業においても同様で、環境配慮を重要な課題として捉えている。つまり、ケイクが展開しているクリーンでサスティナブルな電動バイクとの親和性が高い。

この独占的パートナー契約の締結に対し、ケイク創設者兼CEOのStefan Ytterborn氏は以下のようにコメントしている。

「アジア進出には、ゴールドウインのようなハイクオリティかつモノづくりの造詣が深いパートナーと提携できることほど良いことはありません。ゴールドウインは長年にわたり私がよく知る会社であり、彼らの品質に対する責任、革新への情熱、顧客との関係構築力は業界をリードするものです。日本のような重要な市場で、他でもなく彼らと仕事ができることを光栄に思います」

今後については順次アナウンスされるが、2023年春頃に電動バイクの予約受付開始が予定されており、2023年1月からの3年間で5000台の国内販売を目指すとしている。

人気記事ランキング

【トップインタビュー】ハーレーダビッドソン ジャパン 野田 一夫 代表取締役

2022年、ハーレーは登録台数において1万台突破という大きな実績を上げた。これは過去6年間における最高...


50cc時代に幕。2025年4月1日、『新基準原付』スタート!

道路交通法施行規則が改正され、4月1日より適用される。これにより、原付一種にしか乗れないユーザーで...


2024年新車国内出荷台数、約32万台でコロナ禍以前の水準に

2024年の新車国内出荷台数は32万0300台(二輪車新聞調べ・推定値)となり、コロナ禍以前の水準となった...


バイク希望ナンバー制、令和8年度導入へ

クルマには既に導入されているが、バイクへの導入は見送られていたナンバープレートの『希望番号制度(...


【販売店取材】Attractive 後田吾郎 代表(東京都新宿区)<前編>

二輪業界での勤務経験がないまま、バイクショップを開業した後田吾郎社長。心掛けているのは、時間を要...


レッカーサービスの「RESCUE-1」、関東エリアでサービス開始

大阪府大阪市に本拠を置く『一般社団法人RESCUE-1(レスキュー1)』は、バイク専門のレッカーサービスを...


二輪自動車整備士の講師が教えるバイクメンテ教室! ~ブレーキ編~

日常点検、皆さんやられてますか? 危険なトラブルの早期発見になる非常に重要なことです。今回は【ブレ...


自販機のコイン投入口に縦と横ある理由とは?

自販機(自動サービス機)には「縦」と「横」、2種類のコイン投入口があるのはご存じだと思う。では、な...


セブンイレブンが全国の店舗で値引き販売実施! 目印は緑色の「エコだ値」シール

日本全国に2万1551店(2024年4月末時点)もの、コンビニエンスストア「セブンイレブン」を展開するセブ...


世界的に拡大する電動アシスト自転車市場、日本の国内販売台数は80万台超と“ママチャリ”以上

電動アシスト自転車という言葉を聞くようになって久しい。初めて国内で販売されたのは1993 年。あれから...


SE Ranking