公開日: 2023/02/28
更新日: 2023/03/01
荒野や山岳地帯のオフロード走行を楽しむ若者が多かった60年代のアメリカ。『250ccで、モトクロスにトライアル、オフもオンも走れるマシンが欲しい!』というリクエストが日本のヤマハに届いた。
日本にオフロードという概念さえなかった時代、試行覚悟の末、本格的なオフロードモデルDT1を完成させた。
性能の高さ、耐久性、独創的なデザインなどから、アメリカで人気大爆発。期待していなかった国内でも、東京モーターショーで注目を浴び、大ヒット!全日本モトクロスレースで優勝するなど、DT1&トレールブームを巻き起こした。その後DT250、DT250Mとステップアップ。DT200R、DT250WR、DT230ランツァと引き継がれていった。
DT1は“オフロードバイク”という新ジャンルを生み出し、さらに“オフロードのヤマハ”と呼ばれる原点となったモデルなのである。
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