ビジネスEVニューモデル注目

他とはちょっと違う、新商材特集「電動モビリティ編」

公開日: 2023/03/03

更新日: 2023/03/03

期せずして、コロナ禍によって注目されたバイク。免許取得者も増加。そして、もうそろそろ2023年の本格的なバイクシーズン。バイクを探すユーザーの動きも活発になってくる頃だろう。今回は『ほかとはちょっと違うバイク』をテーマに、国内4メーカーほどメジャーではないが、ちょっとキャッチーなモデルを揃えるバイクブランドを紹介する。

立ち乗り・着座OKの電動モビリティが30〜50代の支持を集める『FreeMile(フリーマイル)』

FreeMile株式会社「Free Mile Plus(フリーマイルプラス)」
FreeMile株式会社「Free Mile Plus(フリーマイルプラス)」

今や、毎日のように目にする電動モビリティ関連のニュース。その電動モビリティブランドから紹介したいのは『FreeMile株式会社(フリーマイル)』。同社の『Free Mile Plus(フリーマイルプラス)』は立ったまま乗るタイプの車両。

主な購入層は30~50代で、通勤やちょっとしたお出かけの際の移動手段として使われている。女性ユーザー比率は約2割。フリーマイルプラスは着脱可能なバッテリーが採用されており、1回の充電で約30km走れるタイプと40km走れるタイプが用意されている。最高時速は45kmと十分なトップスピードを持つ。

「こんなのがあったら便利!」がカタチになった電動モビリティ『SWALLOW(スワロー)』

SWALLOW合同会社「Fiido(フィード)」
SWALLOW合同会社「Fiido(フィード)」

昨年、クルマやアソビギアを提案するイベント『アソモビ2023inMakuhari』で、ポケットのついたユニークなスタイルを持つ『Fiido(フィード)』を正式発表したのが、『SWALLOW合同会社(スワロー)』。フィードは、足つきの良さや取り回しのしやすさなどから女性ユーザーが比較的多い。

フィードとは逆に、圧倒的に男性からの支持が高いのが『ZERO10X(ゼロ10X)』。ほぼ10割が男性ユーザー。乗り物好き、バイク好きのユーザーがほとんどで、セカンドバイクとしての人気が高いという。ゼロ10Xは原付二種の電動モビリティなので、30km/h制限や二段階右折がないのも、大きなメリット。30代がボリュームゾーンとなっているのが、原付一種の『ZERO9(ゼロ9)』。9割が男性ユーザーだ。

そして、1月に発表されたばかりだが、法改正で今年7月に新設される『特定小型原付』の適合モデル『ZERO9Lite(ゼロ9ライト)』の予約受付も始まる。また、ゼロ9を特定小型原付にクラスチェンジするサポートも予定している。

スウェーデンの電動モビリティメーカー『CAKE』のショールーム、4月に丸の内で展開予定

4月より東京丸の内で展開予定となっている、ケイク社製品が体感できるショールーム
4月より東京丸の内で展開予定となっている、ケイク社製品が体感できるショールーム

『株式会社ゴールドウィン』とスウェーデンのプレミアム電動モビリティメーカー『CAKE 0emissionAB(ケイク)』の日本国内における独占的パートナー契約の締結。この続報が入った。

それは、ケイク社の製品が体感できるショールームを、4月に東京の丸の内で展開予定というもの。「プレミアム電動モビリティメーカー」というだけあり、ケイク社の製品価格は、まさにプレミアム。主要な展開モデルの税込価格を一つ紹介しておくと、最高速度90km/hを誇り、運転するには普通自動二輪免許が必要となる『Kalk&(カルク アンド)』が291万5000円。

電動バイク『Honda Cube:』『Dax e:』『ZOOMER e:』を中国で発表

電動バイク『Honda Cube:』『Dax e:』『ZOOMER e:』
電動バイク『Honda Cube:』『Dax e:』『ZOOMER e:』

ホンダは1月、中国・上海で開催されたオンライン発表会で、中国の若い世代(Z世代)に向けた電動バイク3車種、『Honda Cube:』『Dax e:』『ZOOMERe:』を発表した。車種名からも分かるように、親近感がわいてくるような見覚えのあるシルエットが並ぶ。

中国で電動バイクは、最高速度25km/h以下が『EB』カテゴリー、最高速度26~50km/hが『EM』カテゴリー、最高速度51km/h以上が『EV』カテゴリーと区分されているが、今回の3車種はいずれも『EB』。

日本でも人気になりそうな雰囲気のある3車種だが、国内発売は予定されていない。



二輪ビジネス関連記事一覧注目記事一覧

人気記事ランキング

50cc時代に幕。2025年4月1日、『新基準原付』スタート!

道路交通法施行規則が改正され、4月1日より適用される。これにより、原付一種にしか乗れないユーザーで...


クラス別で前年比マイナスが目立つなか、新車原付一種と中古小型二輪がプラス! 2024年新車・中古二輪需要台数

2024年の二輪における新車・中古車の需要台数が明らかとなった(二輪車新聞社、全軽自協調べ)。新車の...


【ライダーインタビュー】鳴戸親方(元大関・琴欧洲)「4時起きで箱根までソロツーリング、朝食をとって10時過ぎには帰宅。そんな感じです」

「明治ブルガリアヨーグルト」の化粧まわしと聞いて、「あっ、あのイケメン外国人力士ね」と思い出す人...


二輪免許取得者数33万6943人でコロナ前の水準に戻る。年齢別ボリュームゾーンは20~24歳

二輪免許の取得。これは免許区分に関わらず、バイクに乗る、という意志の表れである。つまり、この数字...


『8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY』今年も秋葉原で開催!

2024年8月19日、東京の秋葉原駅近くにある秋葉原UDXの2階『アキバ・スクエア』で『8月19日はバイクの日H...


2024年新車国内出荷台数、約32万台でコロナ禍以前の水準に

2024年の新車国内出荷台数は32万0300台(二輪車新聞調べ・推定値)となり、コロナ禍以前の水準となった...


2024年キャッシュレス決済比率は42.8%。導入の課題は決済手数料分のコストをいかに確保するか

かつて“現金大国”と呼ばれた日本だが、いまや財布を持たなくても不自由なく生活できる時代となりつつあ...


バイク希望ナンバー制、令和8年度導入へ

クルマには既に導入されているが、バイクへの導入は見送られていたナンバープレートの『希望番号制度(...


保有台数や世帯普及率に見る二輪業界の現状

新車供給が8~9割の水準に回復したことで、中古車相場も適正化に向かい始めた。その結果、コロナバブル...


世界的に拡大する電動アシスト自転車市場、日本の国内販売台数は80万台超と“ママチャリ”以上

電動アシスト自転車という言葉を聞くようになって久しい。初めて国内で販売されたのは1993 年。あれから...