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トライアンフモーターサイクルズジャパン。12か月連続月間登録台数記録を更新!

公開日: 2021/08/26

更新日: 2022/09/06

 トライアンフが好調だ。日本自動車輸入組合(JAIA)の発表しているデータによると、トライアンフは昨年6月から今年5月まで、12か月連続して月間登録台数の記録を更新。惜しくも、今年6月は前年同月比でマイナスとなってしまったが、7月には再びプラスとなり、今も高い水準で推移を続けている。

通常モデルに加え、限定車も好調で、月間登録台数記録の更新に貢献

<center>戦略モデルとして位置付けられている「TRIDENT 660]</center>
戦略モデルとして位置付けられている「TRIDENT 660]

 モノゴトには波がある。良い時もあれば、そうではない時もある。そして、誰もが、良い時はそう長くは続かない、というのを経験則で知っている。ところが、何事にも例外があるものだ。それが、去年6月からのトライアンフモーターサイクルズジャパン(以下、トライアンフ)である。なんと、12か月連続して、登録台数の記録更新を達成したのだ。

 丸1年間、記録を出し続けるというのは、並大抵のことではない。トライアンフの快進撃を支えた、ユーザーからの支持が高いモデルは何なのだろうか。

「登録台数の伸長に貢献した機種として、今年2月にリリースした新規ユーザーを獲得するための戦略モデル『TRIDENT 660』がありますが、このモデルの販売が7月現在も好調に推移しています。同じロードスターカテゴリーで人気の『Street Triple RS』も堅実に販売を維持しており、今年4月から発売を開始したEURO5対応のトライアンフのDNAでもあるボンネビルシリーズも数字を大きく牽引しています」(トライアンフ)

 通常モデルだけではなく、限定車も高人気だという。

「限定車においては『Scrambler 1200 Steve McQueen Edition』や新型『Street Twin Gold Line Limited Edition』、新型『Street Scrambler Sandstorm Limited Edition』、新型『Rocket 3 R Black』と『Rocket 3 GT Triple Black Limited Edition』も記録の更新に貢献しています」

 様々なカテゴリーのモデル名が挙がっていることからも分かるように、ブームにおいて日本でしばしば見られる、1カテゴリーに極端に集中というカタチではないのが、トライアンフの強み。もちろん、トライアンフにも、販売の半数以上をリードするシリーズやカテゴリーはある。しかし、それ以外が売れていない、注目されていない、ということではないのだ。

今年5月に前年同月比で228・1%と、倍以上の新規登録台数を記録

<center>資料:日本自動車輸入組合(JAIA)</center>
資料:日本自動車輸入組合(JAIA)

 表1は、昨年6月から今年7月におけるトライアンフの新規登録台数(JAIA調べ)だ。昨年6月の新規登録台数は、この1年間で最も台数の多い438台(前年同月比138・2%)。ここから、快進撃が始まる。今年1月は、この1年間で一番低い122台となったが、それでも前年同月比では154・4%。前年同月比で最も高い数字を記録したのは、今年5月。228・1%と、倍以上の台数となった。

 今年6月は、2020年6月に438台を記録したので、さすがに前年を上回ることができなかったが、新規登録台数は395台。昨年6月から今年7月までの間で3番目に高い数字となっている。

 トライアンフでは、ユーザーに支持された理由を次のように分析する。

「販売台数の半数以上はモダンクラシックシリーズとなりますが、昔ながらのスタイルに現代のテクノロジーを装備し、安全面も確保しながらエントリーライダーから熟練ライダーまで幅広い層にスタイリッシュに乗っていただけるところ。それが人気の理由です。また、2019年シーズンよりMoto2チャンピオンシップの公式エンジンサプライヤーとなり、レースからのフィードバックされたエンジンを搭載する『Street Triple RS 』を皮切りに、ロードスターカテゴリーが若い世代を中心に支持されております」

<center>トライアンフの中でも高い人気を誇る「新型Bonneville シリーズ」</center>
トライアンフの中でも高い人気を誇る「新型Bonneville シリーズ」

 残念ながら、月間登録台数の連続記録更新は12か月でストップしたが、7月には前年同月比で138・5%の277台を記録。依然として高い水準を維持した状態が続いている。トライアンフの勢いは、まだまだ止まらない。

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