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【販売店取材】CROSS PAINT SERVICE 森下純 部長(愛知県瀬戸市)<後編>

公開日: 2025/11/24

更新日: 2025/12/22

愛知県でオートバイ流通などを手掛ける株式会社CROSSは2022年より、二輪車などの商材のリペアと塗装に専門とする新事業「CROSS Paint Service」を開始した。現在は、仕入れた車両のキズや凹みを直してから販売したい、廃盤パーツをキレイにして再利用したい、カスタム塗装をしたい、といった依頼が全国から集中。稼働から約3年半で塗装台数は3400台以上にも及び、その高い技術力は業界内外から高い評価を得ている。

業界内外から高い評価を得ているCROSSの確かな技術力

「唯一無二でカッコよくして欲しい」という、デザインやカラーなどフルオーダーの依頼があり、カスタム塗装を実施。職人の技術で、他所では出せない色味にこだわった作品
「唯一無二でカッコよくして欲しい」という、デザインやカラーなどフルオーダーの依頼があり、カスタム塗装を実施。職人の技術で、他所では出せない色味にこだわった作品

CROSSには全国から依頼が寄せられおり、そのうち7割が企業、3割が一般ユーザーだという。この比率から、いかにプロの業者から信頼されているかが伺える。二輪販売店からの依頼で最も多いのは、買取や下取り、さらにはオークションで仕入れた車両のキズや凹みなどを直して欲しい、といった修復作業。このような依頼は全体の7割を占めているという。また修復作業において、多くの車両に対して行っているのがタンク内のサビ取り。依頼を受ける車両は、タンク内にサビが発生していることが多くあるという。さらに、排水規制によりサビ取り剤を使えない地域もあるため、CROSSでは年間約1000個ものタンクのサビ取りを行っている。そして、残りの3割はカスタム塗装となっており、50代以上のユーザーからの依頼が多い、と森下さんは話す。

では、具体的にどのような施工ができるのか。CROSSには腕利きのスタッフが在籍しているため、一部分だけの修復は難しいなど、他店で断られてしまった依頼でも受け付けている。例えば、純正パーツが廃盤になった絶版車のタンクを直して欲しい、という依頼。これに対しては、現物から調色を行い、凹みを鈑金修理してから塗装で再現。デカールも廃盤の場合は、既存のモノを生かしながらリペアを行っている。

カスタム塗装はいままでに、「特殊パール塗装の再現」「輸入車の希少カラー補修」「レース用車両のワンオフデザイン」など、様々な依頼に対応。デザインの相談も受け付けており、この時CROSSでは似たようなタンクを使用し、ラインの角度や尖らせ方など、サンプルを制作して提案。さらに調色は、テストパネルを何枚も発送し、イメージに近いカラーを選んでもらうなど、依頼主が納得するまで確認を行ってから施工している。

「CROSSでは膨大なカラーデータがあってもそのまま使用せず、必ず色味が合っているか確認してから、1点ずつ塗装。また被塗物に指紋を付けないなど、基本を忠実に守りながら施工しています。そうすることで、塗装後にイメージと違うと言われたり、塗装が剝がれたり、サビが発生するといったトラブルは一度も起きていません。現在はリピーターも多いことから、お客様に満足いただけるクオリティを提供できているのかなと思っています」

Z900RSメッキ調塗装
Z900RSメッキ調塗装

CROSSのサービスに対しては、「想像を超える美しさにビックリ。今までいろいろな塗装屋さんに依頼したことがあるが、圧倒的にレベルが高い。違う色でもまたお願いしたい」「外装のカスタムペイントを依頼。初めての依頼だったが、親身にカラーの要望などを聞いてもらい、自分ではイメージしていなかった色の組み合わせも提案してくれた。職人魂を感じる仕上がりで、大変満足」といった口コミが寄せられている。

またCROSSには、複数の塗装関連企業からフィードバックテストの依頼が届く。この「フィードバックテスト」とは、製品に対する意見を収集し、分析するためのもの。過去には、あるコンパウンドメーカーから「新製品がどのメーカーの塗料に向いているかをPRしたいので、試作品でテストを行って欲しい」といった依頼を受けたこともあるという。このような一例からも分かるように、CROSSの確かな技術力は、業界内外から高く評価されているのだ。

次世代の職人を育てるため若手の育成にも注力

CPSを支える若手社員。CROSSでは自分で考えて行動しなければ、職人としての感性が育たないとの思いから、調色をはじめ、工具の選び方、塗料の吹き方などを一任。責任を持たせながら、若手の技術力・再現力・対応力を高めている
CPSを支える若手社員。CROSSでは自分で考えて行動しなければ、職人としての感性が育たないとの思いから、調色をはじめ、工具の選び方、塗料の吹き方などを一任。責任を持たせながら、若手の技術力・再現力・対応力を高めている

CROSSが展開するCPSは森下さんを中心に、社員6人と学生アルバイト6人、計12人で営業。社員のうち2人は20代と、多くの若手が活躍している。そんなCROSSが力を入れているのが、彼らの教育。職人としての感性を育てるため、自分で考えることを重視した指導を行っている。

「施工車両やパーツが届いたら私は、経験値がないと見極めが難しい塗装の剥離の有無と、ここまで施工するようにといった、ゴールのみを指示しています。これは、言われたことをやるだけでは、職人にはなれないからです。社員にはすでに鈑金塗装の基礎を教え込んでいるため、調色をはじめ、パテやスプレーガンといった工具の選び方、塗料の吹き方などを一任。このように責任を持たせながら、若手の技術力・再現力・対応力を磨き続けています。日本一になるため、そして日本一であり続けるためには若手の育成が不可欠なのです」

また森下さんは、「塗装は下請け」「DIYでできる」といったイメージを変え、誇りある専門職として社会的地位を向上させたい、とも語る。

塗装歴30年以上の森下純部長。自分の仕事に強いこだわりと情熱を持ち、技術や質の向上にひたむきに取り組む職人
塗装歴30年以上の森下純部長。自分の仕事に強いこだわりと情熱を持ち、技術や質の向上にひたむきに取り組む職人

CROSSへの依頼は電話、CPSのHPフォーム、インスタグラムのDMなどから受け付けている。タンクやカウルなどのパーツは1点から、さらには小さなキズや凹みでも依頼可能。これらは取り外してからの発送が基本となるが、取り外しが難しいという人にはバイク輸送の手配も行っている。

納期の目安は、パーツが届いてから、軽微な補修であれば1週間から10日程度、フル外装は約1ヵ月。施工金額はHPに事例を公開しているが、依頼主とやり取りを行ってから、詳細を詰めていくのがCROSSのスタイル。そのため、まずは問い合せすることをお願いしている。

仕入れた車両のキズや凹みを直してから販売したい、廃盤パーツをキレイにして再利用したいが、技術がない、といった二輪販売店は少なくないはず。このような悩みに寄り添い、高いクオリティで解決してくれるのが、CROSSが展開するCPSなのだ。

「CROSSは他店で断られてしまった依頼にも対応できる“駆け込み寺”のような存在を目指しています。鈑金塗装でお困りのことがあれば、まずはお問い合せ下さい!」

前編はコチラから!!




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CPS クロスペイントサービス|バイク・自動車の塗装・カスタムペイント

あらゆる塗装に対応する最新鋭の機材と職人の調色技術によりあらゆる分野のリペアと塗装・カスタムペイントが可能です。Z1やZ400FX、ZRX400などの車種をはじめ、国産・輸入車を問わず、オートバイ、バイクを中心に幅広く対応します。短時間の仕上げからクオリティ重視の徹底的な仕上げまで、お客様のニーズにあったサービスをご提案いたします。

CROSS PAINT SERVICE(クロスペイントサービス)

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